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そーいうプレイ(2)

「今日はこのくらいにしとくかー」 スッキリ満足して…すっかり色々整えたサエゾウが、しれっと言った。 「…」 「飲み直しだな…」 カイも、ショウヤを抱き起こすと…さっさと向こうへ行ってしまった。 「……」 「アレ…どうする?」 「えー?」 シルクに振られたサエゾウは…わざとらしく、気付かないフリをしながら僕の方をチラッと見た。 「あー忘れてたー」 「…」 「ま、いいんじゃない?…もうちょっとあのまま、熟成させとけばー」 そう言ってサエゾウは、新しいハイボール缶をプシュッと開けた。 「サエさんって、ホントにドSですよね…」 「ま、お前に言われたくないけど」 言いながらも…ショウヤとハルトも動かなかった。 「さすがにちょっと可哀想って思ってんだろ?」 カイが、シルクに向かって言った。 「別に…」 「どうせお開きんなってから、ジュクジュクに熟したやつを食べようと思ってんだろー」 しれっと答えたシルクに向かって、サエゾウは怒り気味に言った。 「……」 せめて、ほどいて欲しい… 着替えたい… そんな僕の切実な願いは、叶いそうも無かった。 彼らは、本当に僕の事なんか忘れてしまったかのように…向こうで談笑しながら飲み始めた。 僕のウチなのにな… 本気で悲しくなってきてしまった僕は、全てを諦めた表情で、黙って目を閉じた。 「だいぶ熟してるみたいだな…」 「諦めちゃったんじゃないの?」 何だかんだで、実は気にしてチラチラとこっちを見ていた面々は、言い合いながらクスクスと笑っていた。 「まだ処理してない…ハルトがヤってあげれば?」 「ふふっ…いいの?」 「いいよー」 また、サエさんが決めるのね… 「シルくんはどうせ後でヤるんだから…食べ頃の美味しいところはハルトが貰っといたらいいー」 「んじゃ…遠慮なく…」 そう言って、ようやくハルトが立ち上がった。 「その代わり…やらしくヤってねー」 「サエみたいには出来ないよ」 言いながらハルトは、僕のそばに来ると…しゃがんで、僕の耳元で囁いた。 「どんな…気分?」 「…」 良い気分なわけないじゃん… 僕は、少し拗ねた表情で…プイッと目を逸らした。 ハルトは続けた。 「ショウヤが3人に玩具にされるの見て、イっちゃったんでしょ?」 「…っ」 「カオルも…されたかった?」 「…」 ハルトは更に…畳み掛けるように、ゆっくりいやらしく言い続けた。 「シルクに両腕を拘束されて…サエに乳首を弄られて…カイにあそこを舐められたかった?」 「……っ」 そんな風にそんな事を言われて…僕はまた、身体の奥の方が、じわじわと疼いてくるのを感じた。 「俺も…勃っちゃった…」 ハルトは、着ていた裾の長いシャツを捲り上げた。 「…っ」 ズボンの上からも分かりやすく…ハルトのモノが、しっかりいきり勃っているのが分かった。 「カオルが、そんな風に縛られて…ひとりで震えてイっちゃってるの見て…興奮しちゃった」 「…」 「ハルトさんの言葉責め…エロいですね…」 「ハルトも割とドSなんじゃないー?」 「欲しい?」 「…っ」 「これ…お前の…あそこに挿れて欲しい?」 「…」 「奥まで挿れて…グイグイ責めながら…乳首を舐めて欲しい?」 「……っ」 僕の身体は、ズンズンと熱さを増していった。 まさに、ハルトに言われた事を…身体が勝手に妄想して、反応して波立っていくのを、どうする事も出来なかった。 だんだんと息を上げる僕を見下ろして…彼はニヤッと笑いながら続けた。 「どうしようかな…」 「…」 「もう1回見たいな…カオルがイくとこ…」 「…!!」 「どっか触ったらイっちゃいそうだけどな…」 ハルトは、ブツブツ言いながら、考えている様子だった。 もういいから… お願い、触って…イかせて… 僕は思わず、心の中で叫んでいた 「カイ…スティック貸してくれる?」 ふと思いついたような表情で、ハルトは言った。 「ほいよ」 カイはすぐに、ハルトにスティックを渡した。 「あーそれで責めると、めっちゃ鳴くよー」 「だよな」 「…」 ショウヤがカメラを構えて立ち上がった。 「なるべく…触らないでイかせたいんだけどな…」 言いながらハルトは、スティックの尖を、僕の方に向けた。 「…」 僕は思わず…目を逸らせた。 なぜなら…それを見て…その尖で乳首を愛撫される感触を思い出してしまったから ハルトはニヤッと笑いながら…その尖を、僕の胸元に…限りなく近付けてきた。 僕は、顔を背けながら…ビクビクと震えてしまった。 「触ってないのに…何でそんな震えてんの?」 「…っ」 いっそ、触って欲しかった。 僕の身体はまた…後戻り出来ないレベルへと、昂ぶり続けていった。 僕の目から、涙が溢れた。 「…もう…勘弁してください…」 僕は、泣きながら…絞り出すように言った。 ハルトは、内心少し驚いたが…平静を装って続けた。 「しょうがないな…」 そして、そのスティックを僕の口元に近付けた。 「どうして欲しいのか、言ってごらん」 ついに、スティックの尖が…僕のくちびるに触れた。 「ふあ…あっ…」 僕はビクビクと震えた。 「この口で…」 「…ん…あっ…あ…」 そんな、ちょっぴり触れられただけで、突き上げられてしまうほどに…僕の身体は、それまで散々焦らされた事で、いつもの何倍も感度が上がってしまっていた。 敢えなく僕は…再び吐精してしまった…

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