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そーいうプレイ(3)

「頑張ったカオルに、ちゃんとご褒美あげないとね」 ハルトはそう言って…ようやく僕に触れると、ゆっくりとシャツを捲り上げた。 「ん…っ…」 既に、何段も上がってしまった僕は…声を上げる事すらままならない状態に至っていた。 彼は、僕のズボンも脱がせた。 「あーあー…まだ紙パンツにしとけばよかったね」 「…」 すっかりドロドロになってしまった僕の下半身を、撫で回しながら…彼の手は、僕の秘部へと滑り降りていった。 「今日のカオル…すげー可愛いかった…」 「…っ」 そこに、グチュグチュと指を差し込みながら…ハルトは囁くように続けた。 「可愛くて…目茶苦茶エロかった…」 「…ん…ぁ…」 その囁きは、僕の胸の寒気を巻き起こし…指に刺激されて、僕の中から湧き上がる快感を、幾重にも増幅させた。 「ま、俺のおかげ…だけどな」 言いながらハルトは、露わになった僕の乳首をペロッと舐めた。 「…はあっ…ぁ…」 「また…イっちゃった?」 彼は、指で僕の中をグリグリと愛撫しながら、身悶える僕の顔を面白そうに見下ろしては、乳首を何度も舐めた。 その度に、僕は突き上げられ続けた。 「すごいビクビクして…ヌルッとして…めっちゃ指に吸い付いてくる…」 「…あ…んっ…」 そんな言葉責めも手伝って… 僕はもう、完全に朦朧としていた。 「ハルト…エロいな…」 「うん…」 いつの間に、向こうの3人様は…こっちの様子に釘付けになっていた。 「はぁ…はぁ…」 カメラを持ったショウヤに至っては…再び、だいぶ息が上がってしまっていた… 「いっぱいイくとこ見せてくれたから…今度こそ、ちゃんとご褒美あげなきゃね…」 そう言ってハルトは、僕の中からズルッと指を抜くと…自分のズボンを下ろして、僕の両足を開いた。 「…ぁ…っ…」 そして…ハルトの、ガチガチにいきり勃ったモノが…僕の秘部に押し付けられた。 「…は…あっ…」 放置され…散々焦らされ…まさに薬の作用以上に、おかしくなり続けていた僕の身体に…それはまさしくトドメとなった。 キツく、じわじわと…ハルトのモノでいっぱいになっていく歓喜に…僕は、涙を流して薄ら笑みを浮かべた。 「…っ…」 息を上げたハルトは、すぐに激しく腰を動かした。 死にそうに…気持ち…いい… ハルトのなすがままに身体を揺さぶられてながら…僕は、恍惚の表情を浮かべた。 ほどなく、彼が身体を震わせて、僕の中に吐き出したのを感じながら…僕もまた極点へと昇り詰めていった。 ビクビクと痙攣しながら…そのまま僕は、また動けなくなってしまった。 「ああ…逝っちゃったかな…」 ハルトは息を荒げながら…目を閉じてしまった僕の頬を、そっと撫でた。 「…」 その時の僕には、まだ微かに意識があった。 しかし、ハルトに優しく頬を撫でられる感触が、あまりにも心地良くて…僕は、眠りに落ちるように、スーッと意識を失っていった。 「幸せそうな顔ですね…」 その瞬間もカメラに収めたショウヤが、穏やかに微笑みながら呟いた。 「ふふっ…そうだな」 ハルトは、僕から自分のモノを引き抜いて、僕の身体を拭きながら言った。 「シルク、布団敷いて」 「…また俺かよ」 ブツブツ言いながらも、シルクは立ち上がって…押し入れから布団を出して、いつもの場所に敷いた。 ハルトは、僕の身体をだきあげて…布団に寝かせた。 後ろ手のタオルもほどいた。 「ここんちの洗濯機はどこだ?」 彼は、汚れた僕のズボンと下着を持ちあげて…またシルクに訊いた。 「それは知らないな…」 「どこだろ?」 皆が部屋中をキョロキョロとした。 「ベランダか…」 そう言ってシルクは、ハルトの手からそれを受け取ると…ベランダに出る窓を開けた。 「あったあった…」 言いながら彼は、それをベランダの洗濯機の中に入れた。 「また、いっぱい苛めちゃいましたね…」 僕の寝顔を見ながら、ショウヤが言った。 「サエだろ?」 「皆ノリノリだったくせにー」 「しかしアレだよな…こんなに苛め甲斐のあるやつは、そうは居ないだろうな」 シルクが、少し笑いながら言った。 「天然の玩具だよねー」 「そうだな」 「トキドルに貰われて、本当によかったですよね…」 「それって…もし違うバンドに拾われてたら…その、違うバンドの奴らの玩具になってたって事なのかな…」 「…っ」 「…!!」 そんなハルトの言葉に…3人は思わず固まってしまった。 「考えたく無いが…そうなのかもな」 「絶対ダメー!」 サエゾウは喚くように続けた。 「カオルは俺たちのものー!」 「ま、今はね…一応そういう事になってるけど」 「一生俺たちのー!」 「一生かよ」 そんなサエゾウの言葉を聞いて…シルクはふふっと笑いながら、僕との会話を思い出していた。 「太ってハゲてもか…」 「ないーカオルは太ってハゲないー!」 「あはははっ…」 カイは、それを聞いて大声で笑った。 「サエの方が、先に太ってハゲそうだな…よく食べるし、染めたり立てたりして、何かと髪をいじめてるし」 「…うーっ」 「言っとくけど…」 ハルトが、珍しくちょっと真剣な表情で切り出した。 「誰かひとりでも、ちょっとでも見た目に支障が出始めたら…俺は降りるからね」 「えええーっ!」 「…マジか」 「ハルトさん…厳しいですね…」 ハルトは、更に怖い顔で、サエゾウを指差しながら、ビシッと言い放った。 「特にサエ…この先ずっと食べる量を減らしたくないと思ってんなら…今のうちから、しっかり筋肉つけとけよ!」 「…」 サエゾウは…シュンと、黙ってしまった…

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