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最後の個人的謝罪(4)
「は…あっ…ああ…」
激しい口付けでフニャフニャになってしまった僕は…あれよあれよという間にズボンを脱がされ…
まさかの、ステージの上の…ドラムの椅子に座ったカイの足の上に、乗せられていた。
ああ…
カイさんも、やっぱりちょっとオカシイ人だった…
その状態で、背中から手をまわされ、両方の乳首をクリクリと愛撫されて…その異常なシチュエーションに、いつも以上に身体を熱くさせながら…
僕は、そう思わずにはいられなかった。
「…は…あっ…恥ずかしい…」
「何で?…誰もいないのに…」
「だって…んんっ…」
僕はビクビクと震えながら…身体を支えるために、必死に手をつける場所を探した。
手がぶつかって…ハイハットが、カシャンと鳴った。
カイは、そんな僕の両手を持って…並んだタムの、リムの部分を掴ませた。
そしてまた、容赦なく乳首を責め立てた。
「いつも、後ろから見てるだろ…」
「…んんっ…はあっ…」
「叩きながら…歌ってるお前を、こんな風にしてやりたいって、いつも思ってるんだ…」
「…んあ…は…あっ…」
ちょうど僕の秘部の辺りに…いつの間にかズボンを脱いでいたカイの、いきり勃ったモノが触れていた。
その、じわじわとした感触と、乳首を愛撫される刺激が相まって、僕は身体をビクビクと震わせながら、昇り詰めていった。
「…は…あっ…出ちゃい…ます」
それを聞いたカイは…
片手で僕のモノを、そっと握った。
「んんんっ…あっ…ああっ…」
次の瞬間…僕はその手の中に、愛液を吐き出した。
「…はぁ…はぁ…ドラム…汚れちゃう…」
「ふふっ…大丈夫だよ」
言いながらカイは、ちゃっかり持ち込んでいたティッシュで、すぐにそれを拭き取った。
「今度はこっち向いて…」
「…」
言われて僕は…
カイの方を向いて、彼の太腿の上に跨った。
カイは、僕の顔を両手で撫でながら言った。
「お前、いつも本番で歌いながらイっちゃうだろ?」
「……っ」
「いつも…本番中に、突っ込んでやりたくなる…」
「…」
それを聞いて…僕の胸に寒気が走った。
「たぶん、サエもシルクも同じ感覚だと思うよ」
「…」
そしてカイは、ゆっくりと顔を近付けると…僕のくちびるに舌を這わせてきた。
「…んんっ」
敏感なくちびるを舌先で突いたり、軽く噛み付いたりしながら…やがていつものように、その舌を深く口の中に突っ込んできた。
「…ん…んっ…」
既に言葉でやられていた僕の身体は、そのいやらしい口付けで、更に熱さを増していった。
カイの手が、背中を滑り降りて…僕の秘部を捉えた。
「…っ…んんっ…」
そしてその指を…
僕の中にゆっくりと差し込んできた。
「ん…んんんっ…」
口を塞がれたまま、そこを弄られる事で…僕の熱さは、大きな快感となって、唸りを上げていくのだった。
「…ん…ん…」
僕は身体をビクビクと震わせた。
またも口元から、唾液が溢れていた。
「んん…はぁ…はぁ…」
ようやく口を離れたカイは…完全にとろ〜んとしてしまった僕の顔を見て、ニヤッと笑った。
「何か…すげー吸い付いてくるな…」
「…は…あっ…」
「欲しいのか?」
「…ん…」
僕は、小さく首を縦に振ると…震える手を、必死に彼の股間に伸ばしながら言った。
「…カイさんのが…欲しい…です…」
「…っ」
それを聞いたカイは、指をスッと抜いた。
そして僕の腰を掴むと…すっかりいきり勃った自分のモノを、勢いよく僕の秘部に差し込んできた。
「…はああっ…あっ…」
それはすぐに、僕の奥まで到達し…中からじわじわと、既に波立ち続けている僕の快感を突き上げた。
やっぱり…激しいな…
カイさんって…
「…は…あっ…気持ち…いい…」
思わず口から出てしまった。
僕は、痙攣するように震えながら…力無く、カイの頭に抱きついた。
「…っ」
そんな僕の身体を力強く押さえると…彼は急に、自分の腰を激しく揺らし始めた。
ああ…
増強スイッチまで踏んじゃった…
ぼんやりと、そう思いながら…中を突かれる事で、何度も極点に突き上げられた僕は…次第に意識が朦朧としていった。
「…ぁ…っ…」
更に動きを早めたカイは、ほどなく大きく身体を震わせて、僕の中に勢いよく吐精させた。
「はぁ…はぁ…」
息を荒げながら…彼は僕の顔を両手で掴むと、またも舌を突っ込むように…強く口付けてきた。
「…ぁ…んんっ…」
口を責められながら、余韻にビクビクと脈打つ彼のモノに、中を刺激され続けて…僕の快感の唸りは、まるで止まる事を知らなかった。
「…っ…ん…ん…」
小刻みに身体を震わせながら…僕は再び愛液を吐き出してしまった。
そしてそのまま…カイに口を塞がれたまま…
僕は意識を失なってしまった。
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