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レコ発LIVE(3)
僕らの前のバンドのメンバーがステージに上がり、ハケてきたメンバーも片付けを終えて、楽屋から出ていった。
楽屋は、僕とアヤメの2人になっていた。
「顔…こんな感じで大丈夫ですか?」
「ああ、あと、これ入れられる?」
言いながらアヤメは、カラコンを僕の方に差し出した。
「度、入ってないやつだから」
「…」
僕はそれを手に取って、まじまじと見た。
「赤ですか!?」
「ああ…似合うと思うけど」
「……」
僕は、言われた通りに…何とかそれを両目に装着してみた。
「うわあー…」
鏡に映った、赤い瞳の自分の顔を見て…僕は驚愕の声を上げた。
「すっごい…誰?ってなりますね…」
「うんうん、思った通りだ、似合ってる」
僕は、色々と角度を変えながら…いつまでも自分の顔を見ていた。
こんなの見ちゃったら…ハルトさんの闘争心が燃え上がっちゃいそうだよなー
「…すごく…魅力的だ」
言いながら、覗き込むように僕の顔を見つめたアヤメは、透明感のある、青紫の瞳になっていた。
「アヤメさんも、カッコいいです…」
「ふふっ…ホント?」
当然のように、ニヤッと笑いながら…彼はそのまま、どんどん顔を近付けてきた。
そして彼は…そのままの勢いよく、自分のくちびるで、僕のくちびるを塞いだ。
「…んっ…!?」
アヤメは、力強く僕の肩を抱き寄せながら…ズンズンと僕の口の中に自分の舌をねじ込んできた。
「…んん…んっ…」
LIVEの…本番前なのにっ…
思いながらも…僕はその刺激に湧き上げられていく、自分の身体をの昂りを、どうにも抑える事が出来なかった。
「ん…ん…んんっ…!?」
しかもアヤメは、もう片方の手を…僕の太腿から、じわじわと股間へと滑らせてきたのだ。
「んん…んっ…」
僕は必死に身体を捩りながら、彼の手を掴んだ。
しかし抵抗虚しく…彼の手に、しっかりと僕のモノを握られてしまった。
「や、やめてくださいっ…」
ようやく口を離れた隙に、僕は言った。
「これから本番なのに…」
「…これから、本番だからだよ…」
アヤメは、キッパリとそう言い切ると…僕の腕をグイッと掴んで立ち上がった。
そして、あれよあれよという間に…僕の両腕を後ろ手に回して、その辺に置いてあったタオルで縛り付けた。
「な、何するんですか…アヤメさんっ…」
「抵抗されると面倒だからな…」
しれっと言いながら…彼はそのまま、背中から手を出して回して、僕の胸元に指を這わせてきた。
「は…あっ…」
ほどなく彼の指先が…薄手の衣装の上から、僕の両方の乳首を探り当てた。
「分かりやすいな…」
「…ん…あっ…あ…やめ…て…」
すぐに固く尖ってしまったそこを…アヤメの指先に容赦なく弄られて…僕は身体をよがらせながら、ビクビクと震えた。
「いや…あっ…ダメ…」
両手の自由を奪われて、そんな風にいやらしく愛撫を続けられて…僕の身体は、完全に居ても立っても居られない域へと達してしまった。
アヤメがようやく乳首から手を離したときには、既に僕のモノは、尖を濡らすほどにいきり勃っていた。
「いい感じになってきたね…」
言いながら彼は…僕の穿いていたレギンスを、下着ごと、足首までズリ下ろした。
「はあっ…やめて…」
そして、自分のズボンも膝まで下ろした彼は…椅子に腰を下ろして、自分のモノが、僕の秘部に命中するように、僕の腰を掴んだ。
「…あっ…いや…あっ…」
有無を言わせず…アヤメのモノが、僕の中に突き刺さってきた。
それまでの愛撫で、すっかり昂っていた僕の身体は…その刺激によって、更なる快感へと昇り詰めた。
「いや…あっ…アヤメ…さん…んんっ…」
僕の声は、ステージからの爆音にかき消されていた。
アヤメは僕の腰をしっかりと掴んで、自分の悦いように、激しく何度も抽挿を繰り返した。
「んん…は…あっ…ああっ…」
本番前なのに…こんな場所で…
そんなシチュエーションも手伝って…僕は、湧き上がる快感に…かき消されるのをいい事に、夢中で声を上げ続けた。
「は…ああっ…ああ…んんんっ…」
ほどなく、彼の吐き出す生温かい感触に浸りながら…僕も絶頂を迎えた。
ビクビクと…その快感に打ち震えながら…完全に脱力してしまった僕の身体を…アヤメはしっかりと抱きしめた。
ほどなく…ゆっくり身体を離れた彼は…僕の腕を拘束していたタオルを解いた。
「…はぁ…はぁ…んっ…早く…抜いてください…」
「…」
泣きそうな、情けない声でそう言う僕の身体を…またもギュッと抱き止めながら…アヤメは僕の耳元で、囁くように言ってのけた。
「…いい…テンションになっただろ?」
「……っ」
余韻に脈を打つアヤメのモノの感触に…未だジンジンと身体を疼かせながら…
僕はもう何も、言い返せるハズもなかった。
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