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怜央編 第十二話

「俺のが入るためには3本入らないとダメだ」 「ん!ちょ、んぁぁ、っとまってぇ~」 「ん?」 「で、でんぁちゃう」 「とめてぇ~んああ~だめぇ」 指を早くする、もっと感じろ 「イクぅうううう」 ピュピュ 精子が勢いよくゆきのお腹に乗った どんだけ可愛いんだよ だが、俺の気持ちとは裏腹にゆきの目には涙が 「ごめんなさい、ごめんなさい、やっぱり上手くできないです」 また、謝ってくる 「れいさん、わかってると思いますけど、上手くないんです。最低なオメガなんです。」 最低だなんて1度も思ったことない 上手くなろうなんて思うな 「自分でもダメだってわかってます」 「ごめんなさい」 はぁ〜なんでゆきはそんなに自分の評価が低いんだ 呆れてる訳じゃない、ただ、ゆきが自分にもっと自信を持って欲しい そしてゆきが逃げるようにベッドから降りたが、ガクッとベッドから落ちてしまった 心配して「おい」と声をかける ベッドからゆきを見ると這いつくばって涙を流してる 「わかってる、わかってるよ」 ボソッっと小声で言った 何がわかってるんだ?それになんでそんなに泣く 「なんで、ゆきはそんなに泣くんだ?」 俺はベッドから降りて、ゆきの腰を持ち上げたが、ゆきはジタバタと抵抗してそれでも持ち上げ 俺の膝に座って向かい合う そして言いたかったことを言う「なぜ泣いてるのかわからないが、俺は泣き顔が見たいわけじゃない」 「ゆきの笑顔が見たいんだよ」 それを言った瞬間、ポロポロとゆきの涙が落ちる 何を思ったのか「怜央さん、僕、頑張る」と言われた 頑張ってくれるのは有難いんだが ゆきが少しでも頑張れるように「さっき3本入ってたからもう少しで入るかもな」と期待を持たせた 「ほんとに?」と目を丸くする 「ああ」と答え ゆきの口角が上がる、そして最高の笑顔を見せてくれた それが可愛くて可愛くてゆきの顔に近づきキスをする ちゅちゅ 目を開けてゆきがトロンとしてる顔を見る そしてゆきが「怜央さん覚悟ができた、だから来て」と言ってきた ほ、ほんとにいいのか? 俺のは自慢じゃないがでかい 緊張しながらゆきを押し倒す そして、ゆきに「いいんだな?」と最終確認し ゆきの穴に指を入れた 少し意地悪として前立腺をいじった 「ん!ん!」と可愛く声をあげた ああ〜俺のを入れたらゆきはどんな声をして喘いでくれるんだろうか そして、三本が余裕に入るぐらいになった「もう、大丈夫そうだ」 「玲央さん、怖いからキスして」そんなこと言われたらキスするしかない 貪るようにキスをする 気になったのか「怜央さん、入った~?」と聞いてくる 俺は眉間に皺を寄せて「あと、少しだ」と答えた 怯えながらもうんと答えた 「ん!ん!」 「もう、大丈夫そうだ」 はぁ~緊張してきた 大丈夫 「玲央さん、怖いからキスして」 ちゅ、ちゅ、んぁぁ 気持ちいい~ ちゅちゅちゅ 入ったかどうか気になっちゃったから離れて 「怜央さん、入った~?」 眉間に皺を寄せて「あと、少しだ」 そして、やっと繋がれた ゆきに負担をかけないとしてきたがもう無理だ 「玲央さん、僕、嬉しい、れいさんと繋がれて」そんなことも言われた ただでさえ、嬉しいのに 「ゆきは、また煽ろうとする」 「煽ってる?」 「だいぶ煽ってるぞ」 「ほんと?」 「ああ」 「それより、痛いかもしれないが動くぞ」俺のでイク姿が見たい 「できるだけ優しくする」 俺が動いた瞬間、「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」と言いながら気絶して寝てしまった またやってしまった 優しくすると言ったのに気絶させてしまった もっと、時間をかけてじっくりとしたかったが抑えられなかった そして、ゆきを見る 精子だらけの体に痛くて泣いたのか、まつ毛が濡れていた まずは、体を洗わないとと思い、お姫様抱っこをする ゆきを俺の膝に乗せて髪を丁寧に洗い流す だいぶゆきの髪は長い、発情期が終わったら髪切りに行こうな と顔を見た 寝顔が可愛くて赤ちゃんみたいに俺に擦り寄ってくる そして、ゆきにキスをした 「ん~」とゆきが声を上げてしまった まずい、起こしてしまったか? 「もう少しゆっくり寝てなさい」と手で目を覆った 「ん~」ともぞもぞしながらまた眠った 寝顔も可愛い どうしてこんなに可愛いのだろう

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