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家を出てから 第十三話
中に入ったらとても豪華な内装だった
「ほへ~」と見とれてしまう
学校にこんなところあったんだ!
すごいなぁ~、僕もこんなところで住みたい!
叶わぬ夢だけどね!アハハ...
僕とは違い、悠羽は当たり前のように、中に入っていく
「あっ、待ってよ!」といい追いかける
階段を登り、シアタールームって書いてある部屋の前に来た
ここなのかなぁ~?と身長が男性にしては小さいので、背伸びをしながらドアの鏡から覗く
悠羽は普通に入っていった
あっ!置いてかないで!
悠羽について行き、悠羽の隣に座った
前には大きなスクリーンと、沢山の椅子
早く着きすぎたせいか、まだ、20名ほどしかいなかった
僕は何をするのかワクワクドキドキしていた
悠羽は僕と違って平然としていた
ん~最近、悠羽が喜んでるところとか感情を見てないかも...
楽しませようと思って声をかけようとしたけど、何を話していいかわからなくて、時間がきてしまった
さっきまで、20人ばかりだったが、沢山あった椅子は全て埋まっている
人気のサークルなのかな?とか思いっていたら僕たちが入ったドアとは違う、スクリーン近くの入口から男性4人が入って来た
見た感じアルファかな?オメガだとしてもすごく綺麗な顔立ち
そして、4人のうち1人がスクリーンの前にたち話し始める
話している人は、清潔感のある眼鏡をかけた真面目な男性
スラスラと喋っていて話にのめり込んでしまう
すごい!楽しそうなサークル!面白そう!
だけど、悠羽は興味無さそうに寝ている
悠羽が誘ったんだろ!起きろよ!
「悠羽!起きて!」
「ん~、はーい」と今日は素直に起きてくれた
ほっ、安心!安心!悠羽がいなかったらなんにも出来ないし、起こさないと大変なことに...
半分寝ながら「んで、どこまで進んだ?」と聞いてきた
「ええっと」と内容を言おうとした瞬間、大きな声が聞こえた
さっき話していた方とは別の人みたい
「はいはーい!注目!」と、ヤンキー?みたいな男性が喋ってる、要するに大学にいる陽キャみたいな感じ?
さっきまで話していた男性は呆れて黙って見ている
「今日はね!これを伝えたかった!」
「今度ね!俺ん家主催のパーティーを開催するんだ!」
パ、パーティー?
「それでな、みんなにも来て欲しいと思ってな!」
入りたての人がパーティーに行っていいの?と疑問だったが、それ人は元気に話す
「実はな!すげぇ社長とか来るんだぜ!」
「そのパーティーに出席できるのはオメガとアルファだけだ!ベータのみんな~ごめんな~」
「金持ちベータは招待されると思うからそっちで行ってくれ!」
「俺っちからは以上!ま、要するに、参加はサークルに入ってるメンバーのオメガとアルファってことだからな!覚えとけよ!じゃあな!」
ええっと、なんかすごい人だ、だって、みんな呆気に取られている
ん~パーティーか...
楽しそうだけど、お金とか...
まだ、他のサークル見たいし、ちょっと考えとこ~
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