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契約 第三話
それから本気で謝られ、いっぱいご飯を食べさせてくれるならということで手をうった
「すまないが、まだエッチな特典はあるぞ」
「ふぇ?これ以上なんのえっち特典が…」
「1回セックスをしたら10万追加」
「やるか?」
そ、それはありがたい特典?
僕の借金は1500万
怜央さんのお家で働いたら月50万の給料
で、でも10万働いたら離れ離れになってしまう…
それだったら家政婦として30ヶ月働いた方がって…
30ヶ月!?
30ヶ月はさすがにきつい…
月に5回やったら100万貰える…
そう考えるとやった方がいい
「怜央さん、僕頑張って御奉仕させていただきます!」
「あぁ、頑張ってくれ」
でも、30ヶ月は家政婦と主人の関係…
しかも、心がない夜の営み
僕はそれに耐えれるかなぁ~
主人に恋しちゃうのはダメなこと…
いいや、耐えてみせる!
僕のミッションは怜央さんに恋をしないこと
頑張れ僕!と気合いを入れた
それから
「家事は明日説明する…」と言われ、怜央さんと契約生活が始まった
僕は何をしていいか分からなくて固まってる
何すればいいんだろう
そう考えていると怜央さんは「仕事するな」と言い書斎の方に行ってしまった
お掃除は明日からだし…
ど、どうしよう
テレビとか見たら仕事してる怜央さんに失礼だし
そしてたどり着いたのが、怜央さんの仕事を見ること!
邪魔しないという条件なら許してくれそうだし…
駆け足で怜央さんの書斎に行く
ろ、ロックすればいいんだよね?
コンコンコン
「ん?なんだ?」
「は、入ってもいいですか?」
「あぁ~」
そう言われたのでドアを開けて部屋に入る
前に1回部屋に入ったことあるけど広いなぁ~と思う
「それで、どうした?」
あっ、そうだった
「怜央さんのお仕事を見学させてください!」
疑問に思ってそうだったけど、すんなりと許してくれた
ソファーに座り、怜央さんがお仕事してる姿をじーっと見る
やっぱり、かっこいい
誰が見ても惚れちゃうよ
キュンキュンしちゃってるけど契約のことまだ怒ってるからな!
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