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ガルム 1.明日を生きる「私」へ
死ぬ、という感覚はもう二度と味わいたくはない。だからこそ私にはいつも長生きをしてほしいと思っている。
この体が、その体が死ぬことを経験しなくてもいいように。
苦痛で終わらせたくはないと思う。
だから私は愛するのだ。君を、私を。それが永遠ではないと知りながら。
ああ、気づかないでほしい。私がふとした時に君を思っていることを。
それでも愛は受け取ってほしい。
我儘。
どうか起きないで。今夜はゆっくりと眠っていて。
ゆっくりお休み、キサラギ。
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