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第2話

麻生さんを自分だけのモノにしたい。 僕はその為に麻生さんの事を調べはじめ、情報を集めた。 高校を卒業後、すぐに刑務官になった麻生さん。 中学生の頃から柔道をやっていて、その実力は全国大会に毎年出場しているほどの実力があり、刑務官の有志でやっている小学生向けの柔道教室で先生をする事もあるそうだ。 麻生さんは背が高く、いかにも格闘技をやっている、という体型をしているから、この事実を知った時はさほど驚かなかった。 僕が心を揺さぶられたのは、お子さんがいるという事だ。 僕より少し年下のお嬢さんで、美容師として働いているらしい。 お子さんがいるという事は当然奥さんがいるんだと思い、僕の恋は永遠に叶わない、いや、それでも諦められないとモヤモヤしたけれど、その後すぐに奥さんはかなり前に病気で亡くなられている事を知り、それなら何の問題もないという事で僕は麻生さんをゲットすべく計画を立て、実行に移していった。

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