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第8話
「とりあえず、シャワー借りていいか?これ、ずっとこのままはマズイだろ?」
「そうですね。じゃあ狭いですが一緒に入りましょう。僕が綺麗にしますから」
「え……?」
僕の強い口調に、麻生さんは驚きながらも最終的には従ってくれた。
ふたりで入るには狭い浴室。
自然と距離は狭まり、身体が密着する。
「や……ッ、そんなたくさんつけなくてもいいだろ……ッ……!!!」
「いえいえ、しっかりつけて洗わないとせっかくの綺麗な肌が台無しですよ?」
僕は麻生さんと向かい合うように立つとボディソープを素手で麻生さんの身体に塗りたくる。
汚してしまった腹部や下半身には多めに塗って触れると、麻生さんは身体を震わせて気持ち良さそうにしてくれた。
「麻生さん、もしかして感じてるんですか?ココ、堅くなってきてますよね……」
「んぁっ、それ……ッ、ヤバいって……」
僕の掌の中でビクビクと震えながら堅くなっていく麻生さんの男根。
僕はそれに麻生さんの姿に興奮しきった自分のを押し付けていた。
「麻生さん……一緒に気持ち良くなってもいいですか……??」
「お、おう……」
僕のを一瞥すると、麻生さんは頷いてくれる。
「うぅ……ッ……!!」
キスをするように先端をくっつけると、麻生さんの口から甘い吐息が漏れる。
「僕の……触ってくれますか……?」
その大きな手を僕の方に導くと、麻生さんは僕の言うことを聞いてくれた。
「あぁ……ッ、大好きな麻生さんの手に包まれているなんて……幸せです……ッ……!!」
「涌井……っ……」
わざと耳元で囁いて、その綺麗な形をした耳を甘噛みして。
麻生さんはそれも気持ち良かったのか、可愛い声を聞かせてくれた。
「麻生さん……ッ……」
あぁ、何て幸せなんだろう。
大好きな人と一緒にイケるなんて。
でも、もっともっと幸せになりたい。
麻生さんとほぼ同時にイキながら、僕はそんな事を考えていた。
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