「亨……ッ、ダメだって……」 けれど仕事中というのが頭にあるのか、唇を離すと僕から離れようとした。 「何故ですか？建夫さん、とても気持ち良さそうにしていましたよ？ここもこんなに堅くなって……」 「う……っ、あぁ……ッ……！！！」 建夫さんが制服のズボンの上からでも分かるように勃起しているのを見つけると、僕はそれを包み込むように掌を伸ばした。 「や……やめ……っあぁぁ……ッ……！！！」 「止めて欲しくないですよね？建夫さん、乳首弄られながら扱かれるの大好きじゃないですか」 「あぁッ、あぁぁッ、何でこんな事……ッ……」 「最後の思い出作りですよ。貴方に出会えたこの場所で貴方とセックスしたいってずっと思っていました……」 僕は建夫さんがだらりと下げていた両腕を持ち上げると、持っていた手錠を両手首にかける。 「ちょっ……これはやり過ぎだろ。跡が残ったらどうすんだよ」 「長袖で隠れると思いますよ？だから心配しないで……」 不安そうな顔を見せる建夫さんの頭を撫で、頬に触れた後でキスを交わす。 「ん……んん……ッ……！！！」 僕の舌の動きに応えてくれる建夫さん。 僕はキスをしながらワイシャツのボタンを外すと、その下に着ていた白いシャツの下に手を入れ、既に堅くなっている乳首に触れた。 「あぁっ……！！」 摘むように触れ、指の腹で刺激すると建夫さんは甘い吐息を漏らす。 「見つからないとは思いますけど、あまり大声は出さない方がいいと思いますよ？まぁ、僕は見つかっても全然構わないんですけどね」 「な……っ、そんなの絶対ダメだ……ぁぁっ……」 耳元で囁きながら乳首への刺激を続ける僕。 この後の仕事の事を考えてズボンは下着と一緒に下ろし、少し離れた場所に置いた。 薄暗い中で見えた建夫さんのは屹立し、時折ビクビクと震えていた。 「イキたいんですね」 「ふ……ぅ……ンンン……っ……！！」 シャツを捲りあげて綺麗なかたちの胸を一瞥すると、指と舌でそこを更に攻めたてる。 麻生さんは声を出すまいと必死で唇を噛んでいて、眉間に皺を寄せながら僕の行為に悦んでいるその顔はたまらなく可愛くて愛おしく感じた。