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第十八章・4
バスを終えて、夕食を食べ。
寝酒を亜希に止められ、ハーブティーを飲み。
静かな音楽を聴いて、寝室にアロマを焚き。
そうして啓は、亜希と同じベッドに潜った。
仰向けに寝て天井を見ながら、隣の亜希に話しかけた。
「亜希。大切な話がある」
「はい」
聡い亜希には、これは愛人契約の話だな、とすぐに解った。
普段と変わりない啓の行動を見ながら、覚悟は決めていた。
(何と言われようと、僕は啓さんに従おう)
啓の、次の言葉を待った。
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