107 / 146
第十九章・4
「あ、あぁ! 啓さん、啓、さぁあん!」
「亜希……」
啓の腰突きは、亜希を狂わせた。
体内が擦られ、熱を帯びる。
そのたびに、愛液があふれて音が鳴る。
啓の圧が恥骨に響き、電流が走る。
「僕。僕、もう。もう、ダメ……」
何度でも、亜希は絶頂に達した。
二人が繋がる場所は、彼の精でぬるぬるだ。
それでも構わず、啓は律動を続けた。
熱い亜希の体内。
絡みつく柔襞を、感じていた。
脈打ち、締め付けてくる。
このまま、搾り取られそうだ。
「亜希。亜希、いくぞ。出しても、いいか?」
「啓さん……ッ!」
慌ただしく首を縦に振り、亜希は啓にしがみついた。
後膣がさらに締まり、啓は限界を迎えた。
ともだちにシェアしよう!