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第4話

「おっぱい気持ち良いね、カワイイ」 チュッと乳首を吸い上げてからベータにアルファはささやいた。 執拗に胸を弄られながら、抜いて貰えないディルドをゆっくり動かさ続けて、ベータはグダグダになっていた。 ここで感じることも知らなかっただろう乳首を齧られながらディルドを動かされ続け、緩く勃起するまでになった。 もう、痛いだけじゃないだろう。 でも、喘ぎは硬くて、辛そうでもある。 それが可愛い。 前で何度かイカせたから、もう無理だと泣くので、今日は後ろでイケたら終わりと言ってある。 イケるはずだ。 何より。 「可愛いよ。本当に。大好き」 そう囁いてディルドをまた動かしたなら、ベータは身体を震わしている。 言葉が穴の中を感じさせるのだ。 「ここで、君を愛したい。俺達には時間が無いんだ。今だけは君は俺の恋人」 本気で言った。 本気じゃないと面白くない。 ちゃんと恋人として抱くからこそ、楽しい。 当たり前だ。 「俺ので君のここを抉って、愛したい」 ディルドでそこを抉った。 ダメ そこ怖い ダメ 身を捩ってベータが鳴く。 アルファのペニスで穴を抉ってやると尻を振って最初から欲しがった自分のオメガとは違う反応に目を細める。 快楽が怖いだなんて。 だからベータは可愛い。 「君を愛したい俺ので」 ゴリゴリとディルドを動かし、怖がってもゆるさないまま責めながら、ベータに囁く。 「オレ、オレ、オレ・・・」 ベータがアルファにしがみつき、苦痛のようにそれに耐える。 勃起したベータのそこからポタポタと滴り、もう少しで後ろでイケそうだ。 もう何時間も挿れっぱなしだ。 良く頑張った。 どれもこれも、アルファのためにベータは頑張っている。 「君を愛したい・・・可愛い。今だけは俺は君のだよ。愛してる」 その言葉に嘘はなく。 今だけはオメガより可愛いと思っていた。 こういう可愛いさはオメガにはないからこそ。 だって、この言葉でイクのだ。 ベータはアルファの言葉でイった。 ちゃんと後ろだけで。 愛してると言われてたから。 ああっ ああっ ああっ 泣いていた。 鳴くのではなく。 嬉しいのだ。 だからまだ慣れないのに後ろでもイケた。 溢れるように射精し、背中を逸らせるベータを抱きしめていた。 楽しすぎた。 こんなにも自分のことが好きなのは気分が良い。 可愛い。 「今だけ・・・愛して、い・・いですか・・・」 ガクガク痙攣しながら、涙を流しながらベータが言うから。 抱きしめてキスした。 恋人みたいに扱う。 そうでないと。 楽しくないから。 「俺は君のだよ。今は」 それも本気で言った。 ベータが泣いた涙も舐めとった。 可愛い。 可愛い。 これは可愛い。 思った以上だった。

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