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番外編 魔王キョウ×王妃アスラの日常 アスラ視点 2*

「オレの勝ちだな。今日はオレの気が済むまで付き合ってもらうからな。」 「はぁ、はぁ、くっそう!悔しい!!けど最後までさせて?」 そう言って俺はザ・魔王様を咥え直し、上目遣いでキョウの目を見た。 「あ?ああ。」 最初の一発を先に出させる作戦はまだ有効だ。俺は懸命に舌を這わせ、唾液を溜め、頭を上下に動かして喉の奥まで咥え込む。えずきそうになりながらも喉を締めた。キョウがゆっくりゆっくりと腰を動かし、自分で根元を扱き出す。 「アス、喉まで飲み込まなくていいから舌を出して舐めろ。目は瞑ってろよ。」 言われた通りにする。 「くっ!出すぞ!!」 大量の白濁が俺の舌目掛けて吐き出された。口に入りきらなかった分が顔にもかかり、もちろん口からも溢れて垂れる。 「ゲホッ?!!!ゲホッ、ゲホッ!!」 喉の奥に吐き出されたらまだ飲めるんだけど、これは無理だ。俺はキョウの精液に溺れそうになりながら咽せまくった。これはキツい。中で出された方がマシだったかも?? 「洗浄。本当は消したくないが仕方がない。アス、最高だ。早くぶち込ませろ。」 顔と口の精液がなくなったのでホッとしてキョウを見ると・・・ちょっと待って??!ザ・魔王様が全然萎えてらっしゃらないんですがっ??!!!寧ろバッキバキじゃね?? 「オレの精液に塗れたアスの顔なんか見たら滾って仕方ねぇわ。早く入れさせろ。それとももう一回かけてやろうか?」 あっ、ヤバい逆効果だったかも・・・?!そんなに顔射に反応するとか思わねぇしっ!! 「んっ?!ふぅ、んっ、ん・・・」 噛み付くようにキスをされ、器用に俺の穴も解していく。あぁ、俺が弱い捕食者のキスだ・・貪り尽くされる感覚に体の力が抜ける。それに気付いたキョウはすかさず指を三本に増やし、中でバラバラに動かした。 「ん、もう大丈夫だな?挿れるぞ。」 指が抜かれ、正面から香油塗れのバッキバキなザ・魔王様の先端が入って来る。圧倒的な質量に身を硬くしてしまう俺に、再度深いキス。体の力が抜けた所で一気に奥まで貫かれた。 「ひっ!あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 そのまま激しく突きまくられる。抜き差しの途中でしこりも擦られ、早くもまたイキそうになる。 「やだ、無理、激しっ!!んっ、んんっ・・・」 「くっ!!オレの王妃は最高だなっ!オレ専用の穴がうねって絡みついてくる。ほら、アス、オレを欲しがれ。じゃねぇと・・・」 抜きかけてピタっと動きを止めるキョウ。鬼畜かよっっ??!!!仕方ねぇなっ?! 「あぁっ??!やだ、やだ、ちょうだい、ちょうだい?!途中でやめないでっ?!!キョウのチンコで突きまくってよぉぉぉぉっ!!!」 そう言いながらマジで奥がヒクついて、そこにキョウのモノが欲しくて堪らない。体も正直だけど、自分の言葉に興奮するってのもあるよなぁ・・まだ冷静な俺の一部が思考する。 キョウは俺に求められるのが好きだ。だからよくこういう事をする。けどさ、俺も嬉しいんだよ。そんなに俺に必要とされたいんだと思うと、この完璧魔王が可愛く思える。 案の定、俺の言葉に気を良くし、欲しかった奥までねじ込み、ガンガン突いてくるキョウ。時々抜き差しの途中でしこりを集中的に突き、そこから奥をまた突かれると堪らない。 「あぁ、キョウ・・・気持ちいい・・・」 「・・・アス、もう一回出すぞ。」 ザ・魔王様が更に膨らみ、キョウの腰の動きも速くなる。一回出したはずなのに、いつも以上に余裕がない感じ。珍しいな。 俺も必死でキョウにしがみつく。ビュクビュクと最奥に熱い熱い液体がかかるのを感じ、俺の腹の奥底がキュンキュンしてくる・・・あっ、ヤバい、早くもドライでイキかけてる・・・ するとキョウは、入れたまま俺の体を裏返し、そのまま抱きつき持ち上げて、背面座位の体勢にした。あっ、ダメだ・・これ俺が感じすぎてわけわからなくなるヤツだ。 「キ、キョウ?!や、やめっ、はっあぁんっっ!!」 早速、片手で乳首を捏ね、もう片方で俺のモノを扱きながら耳元で囁かれる。 「やめて?本当に??アスラが一番感じる体位だろ?ほら、乳首もチンコもビンビンじゃねぇか。全部してやるからイケ。イッてもずっと突いてやるよ。」 耳を甘噛みされながら有言実行。二回出したはずのザ・魔王様は全然萎えていない。いつもならもうちょっとゆっくり回復するのに、もうバッキバキじゃんっ??! 気持ちいい所を全部同時に責められ、俺も二回目の吐精。イッてるのにお構いなしに突きまくられ、完全にドライでイキっぱなしになってしまった。 「ひぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!たすけてっ?!キョウ、キョウ、きもちよすぎてしんじゃうよぉぉぉぉぉぉ!!!」 「アス、アスラ、お前は誰のものだ?誰に貫かれて中イキしてるんだ?」 「あぁぁぁぁぁぁぁ~キョウ、キョウ、俺はキョウだけのもの・・キョウのチンコでイッてるからぁぁぁ!!ひぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 「・・アス・・・これからもオレだけを求めてくれ。頼む・・・」 当たり前だろっ??!なに言って・・・?朦朧とした意識の中で、かろうじて理解した。 「んっ、んっ、あぁ、キョウ、キョウ、俺、キョウだけでいいから・・・んん、あぁぁぁぁっ!もうキョウしかいらないからぁぁぁぁぁぁ~すき、すき、キョウがすき・・・・・」 「あぁ、アスラ、オレもお前だけでいい。愛してる。愛してるよ、愛してるんだアス・・・」 そのままイキっぱなしの俺が落ち着くまで、ひたすら揺さぶり続けられた。 正直もう意識を飛ばしたかったんだけど、回復魔法をかけられ、正常位に戻って繋がったままで朝を迎えた。 最初の一発を出させた意味あるっ??!ってくらい、お腹の中はキョウの精液でタプタプだ。いつもはニ、三回で許してもらえるんだけど、たまにキョウを怒らせたりするとこんな目にあう。 完璧魔王のくせに俺の事になると余裕がないんだ。だから俺はキョウを受けとめる。 「キョウ、キョウをなでなでしていい?」 「・・・ああ。」 そんな嬉しそうな顔するなよっ!!無表情どこ行った??!!!  俺にしか見せないはにかんだ笑顔の頬を撫で、頭をよしよしする。キョウが俺の胸に頭を寄せて来たからそのまま抱きしめてやると・・・寝た。 珍しい。俺より先に寝るなんて・・・うん、寝てもいいけど・・・ 抜けよっっっ!!!! とりあえず洗浄魔法をかけて、俺の腹に溜まりに溜まった精液を消す。 いくら回復魔法をかけられてても俺も限界。諦めて、ザ・魔王様を中に受け入れたまま、寝た・・・ ・・・下半身にすごい圧迫感??!目が覚めたら、キョウが腰を振って、えぇっ??! 「えっ??!ち、ちょっと待って??!!!」 「起きたか?アス、最高だな。最高の目覚めだったよ。毎日こうしたいくらいだ。」 いや、無理、絶対無理だからっっ!!! 「ガバガバになったらどうしてくれんのっ??!」って言ったら、当たり前のように「魔法で処女に戻すが?」って言われた。もう、処女喪失はヤダよっ!!! 結局そのまま昼が過ぎても離してもらえなかった・・・ うん、まぁ、これも幸せな日常だ。多分・・・ 「番外編 魔王キョウ×王妃アスラの日常」  完

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