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いじめ
教室に帰り、座ろうと思い机の方を見ると赤文字で、死ねと大きく書かれていた
急いで、机に寄って机の上を見る
そこには、死ねはもちろん、僕と一条…様…が喋ってる時の写真、図書館で喋ってる写真、これが一番驚いたが、キスしてる時の写真が置いてあった
かおりくんが「ゆず?だ、大丈夫?」と言いながら横からも、背伸びしながら上からも机を見られた
「み、見ないで…!」
と言ったら「あっ…ごめん」と謝られ、大人しくかおりくんは座っちゃった
「なんか、ごめんね」
まだ、かおりくんには一条…様…と運命の番って言いたくないんだ
素直に友達をやってたい…。
やってたいってなんだろうね…。
一条…様…のことを話してしまったら何かが壊れてしまいそう…。
かおりくんがいじめる可能性があるからとかじゃないんだけど、みんなみたい離れていってしまいそうで怖い
覚悟が決まるまでは、話せれない…。
僕は、写真は机の中に閉まって、死ねの文字が消せるかをなんとか試みるけど、消えなかった
あっ…そういえば、いじめっ子オメガが来たってことはクラスメイトに危害が…。
そう思い、辺りを見たら
席の一番後ろで、机を隠してる?うつ伏せの体勢になりながら、キョロキョロと辺りをバレているか見ている男の子がいた
男の子は前髪が長くて、地味な感じだった
その子は机をを隠してるつもりになってるかも知らないけれど、しっかり見えてる
僕と同じ赤文字…。だけど、書いてある文字は分からなかったので、なんとも言えないが、後で話してみよう!と思い、待ち遠しくなった
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