ここまで読んで頂き、ありがとうございました。 　今回は幸薄長髪美人攻め‪✕‬内気な小動物系受けでしたがいかがでしたでしょうか？　異世界転生が流行ってるらしいので、私が書いたらどうなるのだろう？　という興味から、半日でプロットを立て、その日のうちにビジュアルイメージと性格もあらかた決まって……と、取り掛かるのに時間はかからなかったのですが、なんせシリルやロレットに追い出されるのが決まってたので、前半は書くのが進まず(笑) 　二人が国を出てからも、二人の関係に頭を悩ませながら書きました。エヴァンが無意識に薫に自分のことを知って欲しいと、自身のことを語るシーンとかは、薫に心を許しているのが、上手く出ていればいいなと思います。 　でもまぁ、案の定私が書くと、重くてシリアスになるんだなと(笑) 　あ、薫とベル、語尾が同じ音なのは、シリルがベルと呼んでも、前半聞こえなかったら呼ばれているように聞こえるかな、という意図がありました。 　読み直してくださる奇特な方（誉め言葉）はいらっしゃらないと思いますが、シリルが薫と呼んだのは本文にあった通り、最初の一度だけです。でも、シリルの中ではもう初めから、薫=ベルだったんでしょうね。愛称で呼ぶという暴挙に出ました(笑) 　ちなみにうさぎちゃんの他に、ネズミちゃん、クマちゃんとかが候補にありました。ドイツ語圏では普通みたいですね、ネズミちゃんとか……。文化の違いって面白い。 　世界観について。色々ツッコミどころはありそうですけど、あくまでヨーロッパ風ですのでね、気になるなら何も言わずにそっ閉じしてくださいなと。私が考えた私の異世界ですのでね。 　ウーリーが「逃げて居心地がいい場所を探すって、生きる上で大切」みたいなことを言ってましたが、自分で書いてて妙に納得したのでシェアしておきます(笑)集団生活が苦手で、今みたいにネットが普及していなかった頃の、幼い自分に言ってあげたい(笑) 　ではこの辺りで。また次回作でお会いできたら嬉しいです。 2022.9.14　大竹あやめ ※番外編に続きます！