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『俺は、自分の美しさについて、実験材料にして欲しい』と、神々に、願いたい。
しかしながら、あっさりと、斬ったのが、リンアの母親である。叔父様は、彼女の事に詳しい。
ー…何故、詳しいのか。
従弟が、関係していると言っていたが、それ以上だと思うのは、俺の感だ。
『問題は、この広がる空間。無数の星が散らばった世界。辺りには…惑星という星だろうか』
創造神が、やる事は、時折、不明だ。
この世の万里に、従っているのか…。
そういや、リンアが言っていたっけ。
『…母様は、時空術を使うのが得意だ。よって、術に関しては、天下一品。例え、ソナタが、時間を操れる物だとしても、それは、朝飯前の様に、解るミラクルを持っている。一葉落ちて、天下の秋を知るというタイプだ』
そんなのは、初めて、逢った時に、気付いたよ。
ー…にっこりと、微笑みながら。
『時空の歪みに、慣れておきましょうか』なんて、普通は、言わない。
あの恐ろしい光景は、二度と、忘れないトラウマだ。
否、龍族の事を、解っている時点で。
ただ者じゃないのは、一目瞭然。
これは、叔父様譲りの感だと思っている。
『危機探知機みたいなセンサーが、発生するんだ。
保護団体とか言って、龍族を、集めているのは、実験をする為だけの偽善者。
それでも、縋るのは、無力の御子だからだ。
俺は、娘を、実験の材料にしたくないから…。
魔方陣の、勉強を重ねた。
時の魔法は、大発明だらけで、何れも興味がそそる。
『だから、貴方は、記憶の中に、眠る古代魔法を垣間見るんでしょう』
ふっと、声が聞こえた。
まさか…。
彼女?
恐怖だ。
あれ、何処から見ているのかを教えて欲しい。
『多分、ソナタが知らない場所からだ…』
だから…。
リンア、ソナタは、何も教えてくれない。
何故、義理母は、俺を、見ているんだ。
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