ジュエが参入した工場は大量生産するには狭いが、職人の腕は確かだという。さて、どうするもんかと直接工場を見に行ったが、当たり障りはなく想像した通りだった。 途中、ロッキングチェアのサンプルを見つけた。ラタンで出来たものもあった。特別目を引くものではない。商品には出来ないなと思ったが、何故か引っかかりを感じた。 悠がラタンを見て素敵と言った言葉に嫉妬したのかもしれない。ラタンじゃなくて俺を見てくれよと、思ったのも事実だ。 物に対して嫉妬かよと苦笑いしたが、 ラタンの特性を活かした芸術的な曲線を想像する自分もいたと乙幡は気がつく。 チェアのデザイナーが優秀であれば、ラタンは化けるかもしれないと考えていた。 家具を選び、使う人の想像も自由に発想出来るような役割を、ジュエの家具には持たせたい。そう乙幡は考えていた。 悠に何を考えてるかと聞かれた。 他のことを考えているのがわかったのかと、乙幡は少し嬉しくなる。こんなところが二人は似ている。乙幡と悠はお互い、こっそり観察し合ってるから、ちょっとした変化もわかるようになっていた。 とりあえずキスして欲しい。エディ…と言われ、がっついてキスをしてしまう。二人初めての旅行だ。最近、甘えてくるのが上手くなった悠をとことん甘やかしたいと思う。 「悠、ベッド行こうか」 抱き上げようとしたら拒まれる。どうしたのかと思い、顔を覗き込むと赤らめながら悠は言った。 「エディ…ここ座って」 露天風呂の淵に座って欲しいという。 湯から上がり、言われた通りに座ると悠は湯から上がらず、乙幡の足の間に入ってきた。 悠の肌がほんのりと赤くなっている。乙幡よりかなり小さく細い手で、乙幡の中心を触り始める。それを見ているだけで興奮してしまい、ぐんと大きく育ってしまう。悠の手で握り、上下に擦られるだけで完全に勃起してしまった。 「大きい…最後までする時、出来るかな。こんな大きいの入る？」 そんなことを言われると想像して更に大きくなり、上下に揺すられた男根からは透明な汁が流れ出してくる。 悠の赤い舌がぺろっと男根を撫で上げる。汁が出てくる先端を舌でチロチロと舐めてから、竿全体を下から上に舌を這わせる。 悠の姿を見て乙幡は興奮し、思わず悠の頭を撫でてしまう。もっとと要求したように思われるだろうか。撫でられた悠は気持ち良さそうに目を細めていた。 口を大きく開け乙幡のペニスを上から咥える。全部は含むことが出来ない姿を見てまた興奮する。温かい悠の口内を弄ってると思うと、懲りない乙幡の男根の先からはダラダラと汁が流れ出てしまう。 口に含みながらも舌でチロチロと舐め回され、危うく射精してしまうところだった。 「悠…ここに手をついて後ろ向きになって。足は閉じておいて。股の間に俺のを入れていい？」 露天風呂の淵に手をつかせ、悠の後ろから腰を掴むと、閉じている足の間にダラダラと汁を垂れ流している男根を差し込む。素股という行為だ。 初めから強くねじ込んだので、悠は快感が走ったようだ。身体を仰け反らせる。 「お尻をもっと突き出せる？」 「ああ…んっん」 悠の口で扱かれていたので、激しく抜き差しをしてしまう。腰を抑え、肌と肌を強くぶつけてしまう。 「声、我慢してるのか？」 外でしているからか、声を抑えようとしているのがわかる。 「大丈夫だ。誰もいないから声出せよ」 そうは言っても、やぁっ…と小さい声で吐息を漏らすだけで必死に抑えているのがわかる。 「悠…いじわるしたくなるだろ。なぁ、 これは？好き？教えて…」 巨根を根元まで押し込み、ぐりぐりと腰を回し、後ろから悠の乳首をキュッと摘んだ。 「やぁぁぁっ…」 ピュッと悠の精子が漏れたのがわかる。乳首を摘まれて射精したのがわかると、乙幡はますます興奮してしまう。 「ヤバイ…俺もイキそう…」 乙幡も遅れて、風呂の淵に射精した。