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第10話
ほぼ眠ることもなくいつもより重い気分で早朝を迎えた。
ベッドから起き上がり直ぐ顔を洗に向うと、先にその場にいたのは潔だった。
目障りの何者でもない奴の手には、汚れた下着が握られていた。
「……」
「全部お前のせいだからな、凛」
俺は夢の中でも潔を支配出来た気分になり、若干気分が晴れた。
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