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第15話

やっとの思いでクールダウンし、俺はまだ寝そべる潔を見て溜息を吐きながら蹴飛ばした。 「起きろ」 「も、無理ぃ。……駄目だって」 無駄口話せるならば大丈夫だと俺は判断し、置いてシャワールームに向かおうとしたが、潔の手が俺を制した。 「お前が誘ったからこうなったんだろ。……俺はもう寝ようと思ってたんだからな」 時間を見ると、もう数時間しか眠れないだろう。 きっとコイツを放置し使い物にならないなら、まだ恩を売っておいたほうが良いと判断した俺は潔を担いてシャワールームに向かい、用を済ませベッドに入った。 ベッドに入る頃には、感じていた苛つきムカついていた気分は晴れていた。 が。 「潔が凛ちゃんのベッドに入ってるー!!ねぇ、ねぇ、何で?!」 早朝蜂楽のその白々しい声を聞く頃には、俺の苛つきムカつきが再び最高値になっていた。 やはり潔世一とその周りは、俺の嫌いな連中に違いなかった。

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