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第19話

その夜俺の身体から高揚が消え去ることはなく、モニタリングルームで腑抜けた潔の姿を眺めていたら、今日は蜂楽ではなく千切が俺に声を掛けてきた。 「あんな行為は良くないと思うんだけど」 「何のことだ」 シャワールームでの行為を覗いている奴がいたことには気付いていたが、コイツだったようだ。 「だから……、潔を慰み者にすることだ」 千切は多少潔癖のある奴だとは思っていたが、ハッキリ突っ込んでくるとは思っていなかった俺は言ってやった。 「絵心は何も言ってこない」 「……は?」 「想定内だろ」 ストライカーを育てるためのブルーロックで、俺達のこういった行為は想定内だった、だから何もないのだろう。 「凛はもっとストイックかと思った」 「……」 それは蜂楽にも言われたことだ。 「それと響くところでするのも控えろ。凛はそれでもいいと思ってるだろうけど、声に当てられる奴もいるかもしれない。ここには健全な男しかいないのを忘れるな、凛」 そう言い残すと千切はモニタリングルームを後にした。 確かに俺以外の奴に潰される潔世一は腑抜けどころか目障りでも何でもない奴だ。 少しは場所も考えたほうがいいのかもしれない。

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