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第28話
潔は俺を見ている。
俺が眠るまで奴はベッドサイドで見ているつもりなのか。
しかしそれが心地よく感じる。
俺を見る奴の目には俺が映っていた。
奴の目は熱量をもっているが、とても穏やかだった。
その目が俺に向いている限り、大丈夫だと言われているような気がした。
だからなのか俺は数日ぶりに眠ることができた。
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