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第11話:性獣の本気
「なあ結斗、アキラって呼んで。俺それめっちゃ来るんだわ」
「ん、んんん、や、恥ずかし、いっ」
俺がそう返した瞬間、三津屋アキラは動きを止めた。
「……えっ?」
「言っただろ、ギブアンドテイクつって。なんか要求ある?」
三津屋アキラは細い眼で俺を見下ろして、口角をきゅっと上げていた。
——こんな時でもかっこいいって思う俺はもう本当に重症だ。
っていうか……
「結斗さ、さっきの俺の推理当たってた? もしかして俺のスティックで——」
「うるさいなぁ! もういいよ! どうせ変態だよ! してましたよ!! 三津屋くんのこと考えながら三津屋くんが投げたスティックでしてましたよ!! っていうか、ああ、う、動いてよ!! もう俺限界っ!!」
「んっ、そんなに締めんなよ! おまえ、本当に最高。アキラって呼んでくれたら泣くほど鳴かしてやるよ。なんかして欲しいことあるか?」
三津屋アキラは言いながらじわりじわりと腰を振り始めていた。そのじらしがたまらなく来た。
「ああ、ああ、あん、アキラ! あ、あ、あの、アキラの顔見てイキたい!!」
思わず叫ぶと、俺が分かるくらい三津屋アキラのものが俺の中で膨張した。
「おまえ、俺を殺す気か?」
三津屋アキラは俺の両手を解放し、くるっと俺の身体を反転させて、正常位の体勢にして、また動き始めた。
「ぅああ、ああ、あぁぁ!! 凄い! アキラ、アキラァ!!」
「やべー、おまえやべぇよ結斗、めっちゃかわいい」
「お、奥当たってる! や、もう死ぬ、アキラ、俺イキそう」
「イケよ、俺ももう、クソっ、絞まりぱねぇ……!」
パンッと音を立ててアキラのものが一番奥をついた瞬間、俺は射精した。同時にアキラも俺の中で果てた。
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