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樹side 俺は最低

樹side 俺は最低。 俺は醜い。 俺は、真っ当から勝負していない。 怖くて逃げているだけの男。 塾に行くなって言った時に、どうして俺は言い訳をしたんだろう。 素直に、お前が好きだからだよって言えば良かった。 でも、言えば……どうなってたんだろう…… 「……き……樹?」 「お……おう?」 「珍しいね。ぼーっとしてたの?」 「……ああ。みたいだな。」 「…もー…先生しっかりしてよね?」 「……ん?」 「先生なんでしょ?」 ブアッときた。今のはブアッ……っと(?) やべぇ。平常心平常心。 「ああ。先生だぜ?」 ほぉ……何とか出来たか……? 「あれ、これメガネ?」 下を向いて照れている俺に向かって悠はそういう。 「ああ。」 「目悪いの?」 「まぁな。だけど普段はコンタクト。勉強する時とか家いる時はしんどいからメガネだ。」 「へぇ……」 ……この頃の悠の感情……(悠side) 見てみたい!見てみたい!樹の眼鏡姿?写真に残したいよォ……絶対金髪に黒いメガネとか似合うじゃん…… 「悠……どうしたの?」 「別にぃ?」 やばいやばい……妄想しすぎたァ……  

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