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悠side 自覚してしまった...!2

悠side 「ねぇ……見せて……?」 「明日な。」 「ちぇっ。」 実は眼鏡フェチな僕は少し興奮している。 なんか、あるじゃん?漫画とかでさ、メガネかけてたら、真面目だけどオフのとき外したらギャップ萌え!みたいな!? 樹の場合逆だけど……ほんとに見てみたい! 「そんなに好きそうなら悠がかければいいだろ?ほら……」 そう言って樹は僕にメガネを渡した。 僕は迷わずそれをかけた。 ちょっと……樹の匂いがする。なんて……変態臭いかな。 「ど……う?」 僕がそう言って樹の顔を見た瞬間樹は目を逸らした。 「え?」 僕……そんな似合ってないのかな……? 「似合ってない?」 「いや……可愛い……」 「え?」  【いや、かわいい】 あの恥ずかしがり屋の樹が僕にいった言葉…… 「え?」 「あーいや、な!?あれ……だ。あれ……えっと……(言い訳も思いつかねぇ……)」 これは僕の思い違いかもしれない…… だけどもしかすると……樹は僕に向かって可愛いっていったのかな? で、もしかすると……この前の好きになってごめんも、僕に向かって……? ってことは……樹は僕のことを……!?!?!? 「ん?なんだ?顔赤いぞ?」 「……それは、樹もだよ……」 これは、世間で言う両思いと言うやつではないか……  いや……それで勘違いするのが僕なんだよな…… 多分……違う……樹は僕なんかのことは見ていない……はず 「なんだよ、。」 「い……いやなんでも。あっ、もう8時半じゃん!もう帰るね!!ありがと。明日からよろしく!バイバイ」 不自然だったかな……? 「……あっ、ちょっと待て!」 樹はそう言って、僕が帰ろうとしていたところを止める。 「え?」 僕は右腕を捕まれた状態のまま振り返る。 「……あいや……も、もう……遅いだろ?泊まってけ。」 泊まり……?そんなの危険だ…… 「いや……やめとく。」 「なんで??外は危険だ。暗いしな。」 「……でも、ほら!明日学校だし……」 「そんなの、俺のシャツ使えばいいだろ?」 「シャっ……シャツ??」 「ああ。2枚あるしな。下着も貸したげる。」 え……ええ。そんなの…… 「気にするんだったら未使用も……」 「いや、、、つかったので……いい……」 ちょっと変態臭いかな? でも、これは……樹の下着を使う……チャンス……  うわっ、僕……何考えてんの、? 誰か捕まえてください。 僕は性犯罪未遂を犯しました。 「……使ったのがいい……の?」 ほら、樹も困ってんじゃん…… 「ん、んなわけないよ!あれ、なんかね、漫画でそーゆーシーンあって……真似したかっただけ!うん……それだけ!」 誤魔化せたかな?ていうか、僕はいつも誤魔化してばっかだなぁ。 「おう。だよな……未使用のやつ洗濯機の上置いとくから風呂上がったら着替えて。」 「うん!ありがと。」 一緒に入りたかったし、使用した下着も欲しかった……なーんて。 言えるわけないよね……(半分言った) 「樹……この、シャツ……でかくない?」  

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