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★恐怖の中で

 たくさんの男に囲まれて、何度も何度も体を弄ばれた記憶。  時には殴られ、時には優しく愛され、時には死ぬかと思うほど首を締め上げられたこともあった。  それでも、大人しくしていればいつかは終わると信じて、全ての痛みと快楽をひたすらこの身に受け続けてきた記憶。 「ぁ……あぁ……ひ……ぅあ……」  言葉が、紡げなくなる。  喉はヒュッと音を立てて、瞳から大粒の涙がこぼれ落ちた。 「ツキさん、もうそろそろえーかの? 俺、我慢できんわ」 「殺さん程度にしてくれよ。これからまたこいつにはたくさん働いてもらうんだからよ」 「い、いや――ん"ん"ん!?」  一人の男に口元を押さえつけられて、その拍子に口内に何かが転がってくる。 「ふゔぅぅ〜!! んぐぅ……!」  あまりに唐突すぎて、それを喉の奥に飲み込んでしまった俺は、必死に体をジタバタと暴れさせた。 「大人しくせんかいっ!」 「ぐゔぅッ!!!」  脇腹を一蹴され、その激痛に悲鳴を上げた。  けれど、口元が塞がれているせいで、それは声にはならず、押し留められてしまう。  ――ドクン。  体が急激に熱を持ち始めて俺の意思とは関係なくビクン!と大きく跳ねた。  ドクン、ドクンと激しく全身が熱くなっていく。 「ふゔぅぅ〜……っ!!」  マズいと思ったときには遅かった。  触れられていた箇所すべてがゾクゾクと痺れて、わけもわからず俺はそのまま一人達していた。 「ふっ……、ぅ……っ、ふぅっ……」 「そろそろえーかの。もうここもぐしょぐしょやし。んじゃ、早速本番から始めるか」 (な、に――)  朦朧とする頭でなんとか状況を確認しようとした矢先。  足が持ち上げられて、後孔に粘膜をもったものが擦りつけられると、熱く凶悪なものが俺の体を容赦なく貫いた。 「ん"ん"ん"ーーッ!?」  久しぶりに受け入れたソレは、痛みと快楽を同時に伴って、俺の体の中を突き穿ち、本能のままに蹂躙していく。

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