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第17話
杉原先輩がここまでに到着するまでに、最低限な処理を自分自身でしたかったのですが、光さんが見ていたので出来ませんでした。先輩にしか見られたくありません。自身がないとかそういう理由ではなくて、今の私の身体は杉原先輩に見て欲しい、そう何故か感じていました。
そして心の中で私は早く楽になりたくて、杉原先輩に助けを呼んでいました。電話では強がってしまった私ですが、こんな疼きは初めてで……怖くて仕方がなかったんです。
ですが、私は媚薬を三錠も飲んでしまったんです。一回射精しましたが、この刺激では全く足りないということはこの状態は続くのでしょう。
先輩は慣れた手付きで、私のネクタイを解き、ベストをたくしあげたままワイシャツのボタンを外していきます。……私以外と沢山の女の子とこういう行為をしたんでしょうか、私の胸は苦しくなりました。
こんなときなのに、早く楽になりないのに。私が思うことは杉原先輩のことばかりです。
「はやく、……くらさぃ」
「叶」
杉原先輩が欲しいです。杉原先輩のすべてが欲しい気持ちになっていました。
「叶は、媚薬で今おかしいだけだよ。……安心して」
(違います、……違うんです)
直接胸の突起を柔らかい舌で舐められて身体が震えました。まるで大きな波が来るような気がしていました。
「はぁ。ん……ぅっ」
そのまま吸われて、性器が疼きます。とてもたまらないです。自分の身体なのに制御が出来ない辛さがもどかしくて、私は身を捩りました。
先輩の舌がお臍の窪みを舐めると、同時にズボンのベルトを外しにかかる。
……恥ずかしいです。胸を少し触られただけで射精してしまった、いやらしい私の性器を見ないで欲しいです。
「っやぁ、はずかしぃ」
「なら我慢して?最後までしない、最低限にするから」
(……最低限てなんですか?)
それも嫌です。……最後まで、私の恥ずかしいところを見るならば最後まで、一夜を過ごした女の子達と同じ事を私にもしてください。杉原先輩のすべてが欲しいんです。
私は恥ずかしくてたまりませんが、……乱れたベストを掴んで耐えました。視線はどうしていいのか分からなかったので、ぎゅっと瞑りました。
「叶っていつも反応が予想より遥かに可愛いから……困る」
どういう意味かは聞けないほどに、私には余裕はありませんでした。
「はっやく、たすけて……くらさいぃ」
「うん、分かってる」
(早く触ってください。私を助けてください)
そう思っていた私に、予想を上をいく暖かい空気がかかると思ってたら、熱い物が私の性器を包みました。
「ひあああっ……」
なんですか……この感触は?!私は怖くなってしまい、下半身を見ました。杉原先輩の口内に私の性器が入ってるんです……!!
「ゃだ、やれすぅ。せんぱっ……ああああっっ!!」
口に含まれた性器を吸われると、感じたことない快感に私は二回目の射精を、先輩の口の中に放ってしまいました。
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