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第19話
もう達しすぎて本当に疲れているのに媚薬はまだまだ効いていて、私はもう喘ぐだけの人形のようでした。
「う……ンぁっ」
私の身体は壊れてしまいそうです。なのにまだ杉原先輩と身体を繋げていませんし、私とはダメなんですか……?
私の性器は、ただ空気に触れているだけなのに、まだまだ反応を止まりそうもありませんでした。
「叶、もうちょっと我慢してて?」
私の身体はもう力など入らず、訳が分からない快感と、どこか遠くにある私の意識……近くに感じる杉原先輩の声。楽にしてくれるのなら杉原先輩に抱かれてみたいです。そんな感情になる自分も怖くかんじました。
ただ、この快楽をくれるのは杉原先輩だというのが……嬉しいだけです。
私は荒い息を吐きながら先輩を見ていたら、その先輩の男らしい右手の中指を私の口許に差し出されて、
「舐めて」
そう言われて。……断る理由もないので、私は舐めはじめました。
味なんて何もしないのに、杉原先輩の……好きな人の指だと思ったら愛しくなってしまい、優しく舐めました。
「叶、可愛いね。でも優しく舐めなくていいよ。唾液が沢山付くように、美味しそうに舐めて?」
今の私は杉原先輩の虜でした。その『好き』な先輩が見ています。絶対に正気なら出来ないことを私はしています。頭では分かっているのに……止めれませんでした。
「俺が叶のペニスを口に入れたときのこと思い出して、同じように舐めて。叶には出来る?」
嫌です……恥ずかしいです。なのに私の口から出てきた言葉は、
「……れきますぅ」
今の私はどうかしてるんです………本当の私ではないと思いたいです。丹念に……指の裏側をペロペロと舐めたら杉原先輩は、褒めてくれました。
「ホントに可愛いよ、叶。俺の指美味しい?」
私は舐めながら頷きました。
「そう、いい子だね。……じゃ、ご褒美あげないとね」
その先輩の笑みは男らしくて、魅取れてしまいました。今までになく妖艶で格好良いです。
すると、いきなり杉原先輩は私のの両足を勢いよく持ち上げました
「ぁ……」」
「大丈夫だよ……怖くない。力抜いてて?」
杉原先輩は私が唾液で濡らした指を私の排泄するためのお尻の穴に入れる。唾液で濡らした理由はこれですか?!充分濡れているのに、この異物感!!例えるなら座薬を入れられた感触ですっ。
「ひぁっ……!!」
「叶、力抜いて」
杉原先輩の声は真面目でした。
(っぃたいれすっ!!)
先輩は身体で私の体制を押さえながら、もう片方の手で私の性器を擦りはじめました。するとまだ薬の効き目を残している性器は先走りの体液を出す。
「ああっ……!!」
私のお尻の穴の力が抜けた瞬間、杉原先輩の指がスルッと入って第二間接あたりの硬い部分を触られると、今まで感じたことがないくらいの快感が身体に走りました。
「やああぁぁ……ンンンっ!!」
私は四回目を放ちました。
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