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第2話

『ふーん』 とりあえず家に来てもらって、悩んでること 全部 正直に話した。 宏海は思ったとおり、笑わずに聞いてくれて 俺のために一緒に悩んでくれている。 やっぱ いいヤツ。 持つべきモノは友!優しい親友だ! 『うーん。やっぱさ、 剃るのが1番 手っ取り早いんじゃない?』 『うん…でも あれ、 伸びる時 チクチクすんだよな…』 『あ。やった事あるんだ』 『…うん。中学の時はプールの授業の前に剃ってたから…あれ、生え始めると全身 痒くて死にそうになるんだ…!』 ああ…思い出しただけで痒くなりそう… 『そか…じゃあ剃るのは最後の手段ってコトにして…あとは脱毛グッズとかってドラッグストアとか行ったら 色々あるんじゃないかな?』 『おぉ!そっか!そうだな!』 『でも豪太…買いに行ける?』 『え?』 『ひとりで行ける?』 『あ……あ!ひ、宏海も一緒に…行く…とか…』 『いいけど…男2人で脱毛グッズって どうなの?大丈夫なの?』 『あ……そ、そか…』 変か…変だよな… …ダメか……! ってか、色んな案は出たけど 結局 なんも解決してない……! 『あ、そうだ!ね、豪太!』 宏海が 目をキラキラさせて 俺を見る。 お。 何か思いついたのか?すげぇ 宏海! 『なに?なになに?』 『うん。俺、豪太がどんくらい毛深いか見たい!見せて?』 『おぅ!…………え?』 見たい…? 見せて…? 『ええっ !?見るの?!』 『だって見なきゃ分かんないじゃん?』 『…………う…』 み、見る?見られちゃう? この…モジャモジャボディを? 『えと……い、今…?』 『今すぐ』 『 い !? いやいやいや////!』 『ダメ?なんで?』 宏海が ズズイッと近づいてくる。 ち、近い……//// 『な、なんでって…///こ、心の準備が…』 『俺に手伝ってほしいんでしょ?』 『そ、それは…』 そうだけど そうなんだけど! 迷っていると、宏海はヒョロヒョロの細い体のクセに、ゴツい俺を軽々と担ぎ、信じられないコトに ベッドに ポーン!と放り投げた。 『うわっ・・・ぶっ!』 何が起きたか分からず呆気に取られてる間に宏海は俺の腹の上にドッカリ座り、カッターシャツのボタンを外し始める。 『ひ、ひ、宏海……? あ!ちょっ…な、何して…、おいっ!///』 止めようと手を伸ばした時には もうボタンは全部 外されていて… 『ふっふっふ。行くね?』 相変わらず楽しそうに目を輝かせている 親友 宏海の手によって シャツは無情にも 左右に開かれて…しまった!

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