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第8話
『わー、やっぱりすごーい♪』
『…………////』
ちょっとだけ抵抗したものの
“毛がなくなったら 見られなくなるから!”
という宏海の言葉に……結局 断りきれず またしても毫毛を曝すハメになってしまった。
修行したチンコは あっさり俺を裏切り、
今やギンギンに。
『いーなー』
『……///』
いつバレるかと気が気じゃない俺と
勃起したチンコにまだ気づいてない宏海は
胸毛を撫でたり、引っ張ったり…楽しそうだ。
『あは。クマさん…かわいい』
『~~っ///』
あぁあぁぁぁあ!もう…///!
かわいいとか!
軽く言うんじゃねーよ!
ますますトキめいちゃう(=勃起 っちゃう)
だろーがっ!!
『ねぇ、豪太』
絶妙な力加減で乳首の毛を引っ張りながら
宏海が俺を呼ぶ。
『っ///…んん?』
『これ…このままじゃダメ?』
『え……?』
『俺…豪太のこの毛…好きなんだけどな』
『………っ…///』
今度は…好き……!好きっ…////!
好きって言われましたけどぉぉ?!
──って、落ち着け!
勘違いすんな、俺!
「毛」だから!
「毛」のコトだから!
『豪太のコトも好きだよ』
『…………へっ!?』
す、すすす好き!?
俺のコトも…す、好きって///!
好きって言いましたけどぉぉ?!
───って、落ち着け!
早とちりすんな、俺!
「友達」だから!
「友達」としてだから!
こんな時こそ、あの修行を思い出すんだ!
平常心、平常心
落ち着け、落ち着け……!
『お、おおう!
俺も宏海のコト、す、好きだぞ~////』
俺は友達としてじゃないけど。
なんて思いながら見上げると、
宏海は今まで見たことないくらい
キラッキラの笑顔で俺を見ていた。
『ホント!?豪太も俺のコト、好き?』
『え?…う、うん……?』
『嬉しいっ!』
眩しい その笑顔に思わず見惚れる。
すると、笑顔はどんどん近づいてきて
唇に温かく柔らかいモノが…チュッと触れた。
『────っ////!?』
え?
え?
今、今…、今の……!
今のって…!
キ、キス!?キス!?
『ちょ……ひろ…宏海っ///?』
『俺、昨日 豪太の毛を見てから
胸のドキドキが止まらなくて』
『え?』
『豪太の毛を思い出すたび、体が熱くて熱くて///実はあの後、何回もヌイちゃった///』
『ええ?!宏海も!?』
『……!豪太も?』
『あっ!…///』
『って事は…俺たち両想い?』
『………え////』
そ、そうなの…?
え!そうなの!?
俺たち……両想いー!?
まさかの急展開…!!
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