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第15話★

ゆるゆる性器しごかれ、胸をもいじられて。秀一はもうエクスタシーの直前になっている。 頬が紅潮し、だらしなく開いた口からは切なげな喘ぎを漏らす。 「は、ぁん…ああ、ッ…」 だが、まだ終わらない。 一本の触手が秀一の尻をぬるりと撫でた。尻の丸みをなぞり、割れ目を確認するような動き。 その先端は少しずつ変形し、雄々しい男根を模す。 中に入る、と男は言った。 入るって、そういうーー 『挿れるぞ』 男の低い声が鏡越しに響いた。 「や、だ、嘘、やめてーー」 体育館倉庫の悪夢が甦る。 あの時は寸前で助かったが、挿入される寸前のいきり勃った男性自身を目の当たりにし、吐きそうになったものだ。 秀一は女の子ではない。 いや、女の子だって無理やり犯されるなんておかしい。 だけど、逃げられないーー 霧のようだった触手は、いつのまにか硬く太いものに変貌。 秀一の丸み帯びた尻の割れ目に潜む、小さな孔を貫いた。 「あ、あーッ!」 ズブリ。先端がめり込む。 秀一の細身は衝撃に弓なりに反った。 本来は異物を入れる場所ではないし、潤滑油も塗られていない。 もしこれが本物の男性自身に犯されたなら、秀一は激しい痛みを感じて出血しただろう。 ところが、不思議な現象が起こる。 確かに強い圧迫感はあるし、異物感もあった。だが、痛くないのだ。むしろ、熱くて硬い触手が侵入したことにより、更なる快感が押し寄せて。 「な、にこれッ…やあ…ッ…」 触手はズン、と重たく秀一の奥まで到達すると、性的な営みと同じようにピストンを始めた。 その動きに合わせて秀一の身体が揺れる。 胸元に這う触手はピンと尖り始めた秀一の突起をコリコリとつまむように動く。 すっかりMAX、勃起してしまった秀一の性器は亀頭に先走りの透明な蜜を滲ませる。 絡み付いた触手は、それを舐めとるようにしながら、巻き付いて締め付けと扱きで秀一を攻め立てた。 めくるめく快感。内部を突き上げてくる熱いものに秀一は翻弄される。

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