『そんなに愛らしく腰を振って。欲しいのか？』 奨に見透かされたようだ。秀一は奨のモノを口から離して涙声で懇願した。 「奨さ……ご主人様ぁ、もう我慢、出来ません。ご主人様の太いのを挿れて……」 『すっかり俺のちんぽの虜だな』 「う…」 ちんぽ、という直接的な表現に秀一の恥ずかしさが極まる。 自分は男なのに、男のちんぽが欲しいのだ。ちんぽで貫かれ、気持ち良くなりたい。 なんて変態なんだろう。 こんなの自分じゃない、こんな自分知らなかった。 そう思いたかったが、秀一の身体はもう限界だ。内側からの衝動に堪えられない。 『俺に跨がれ』 「え？」 『孔に欲しいものをやろう。上に乗って腰を振るんだ』 「……ッ！」 奨の要求は騎乗位と呼ばれる体位だ。秀一が上になり、自ら腰を振って快楽を高める結合方法である。 欲しいなら、やるしかない。 恥ずかしさを堪えながら秀一はまず奨の上からどいた。そして、今度は奨と顔を合わせる方角を向く。 寝そべる奨を跨ぎ、脚をM字に大きく開いてしゃがむ。スカートは大胆に開くことになった。つまり、奨の視点からすると、メイド姿でノーパンの秀一が自身の上で股を開いている格好だ。 秀一は、お尻を奨の男性自身の上に来るようにゆっくりと身を沈める。先程まで秀一が舐め舐めしていたそれを、手で掴み位置を固定する。 ひた、と後孔に先端が当たった。 その硬さにぞわ、とまた秀一の肌が粟立つ。 そのまま体重を下にかければ、秀一の体内をズブリと肉の塊が貫くだろう。 『さあ、腰を下ろせ』 「は、はい……ご主人様…」 従順なメイドは主人の命令に従い、腰を沈めた。メリメリと肉を割り押し入る圧。美しく喉を反らして秀一は奨を飲み込んだ、ずっぽりと。 「ああ…！ご主人様の硬いの、凄い…！」 腰を落としきると、根元まで深く合わさる。体内に満ちる体積、震え上がるような快感が全身を襲った。 『全部入ったな。よし、腰を上下に動かしてみろ。自分で気持ちいいようにやるんだ』 「はぁい…」 熱に浮かされるような状態で秀一は律動を始める。 しゃがんだ状態から腰を浮かし、結合ギリギリを保ちながらまたしゃがむ。 リズミカルに繰り返せば、スカートがひらひらとめくれた。 「あッ！凄い、中で奨さんが暴れてるッ！」 ずちゅ、ぐちゅといやらしい水音が響く。摩擦と共に。奨の先端からはたらたらと先走りが溢れていた。秀一を求めるが故に。