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第98話★
メイド服の秀一は、女として犯されている気持ちが高まる。
女の子ってこんな気持ちなんだ。
好きな人に貫かれて、快楽に溺れて。
『シュウ、…もっとだ、俺を高めてくれッ!』
奨が下から腰を跳ね上げた。秀一の身体は軽いので、上に跳ぶことになる。落ちる時に自然結合は奥まで。
「ひぁッ!…やっ、…」
髪を振り乱して卑猥な声をあげながら、秀一は懸命に奉仕を続けた。触れられてもいないのに、秀一の男性自身は硬くなりスカートの前を押し上げ露出する。
込み上げる強い快感。朦朧とする意識。秀一はブルブルと身体を震わせ、叫んだ。
「ご、ご主人様ぁッ!あッ!ああああーッ!」
『シュウッー!!』
二人の絶叫。1つになる瞬間。
奨は秀一の体内に自身を注いでいく。
秀一は…?
射精していない。ただぐったりして奨に跨がったままだ。
「なんか、ッ…さっき凄く気持ちいいのが来てーーで、出なかったのに出たみたいに気持ち良くて」
混乱しながら語る秀一に、奨は事態を察して説明した。
『シュウ、それはドライオーガズムというんだ』
「ドライ…?」
『触れないで、性器をしごかないでイく方法だ。射精と同じような、いやーーそれ以上の絶頂があるという』
そう言いながら、奨はまだ結合を解かずゆっくり腰を使い始める。
『もう一度動いてごらん、シュウ』
「え、でも……」
躊躇いながらも秀一は腰をくねらせる。するとまた、渦のような快感が強い襲ってきた。
「あッ…なにこれッ!」
『ほら、もう一度イくんだ』
「やッ…!」
いやいやをしながら、秀一は自ら激しく腰を動かした。奨の放った精液に似たものは秀一の体内に満ちているので、動く度にぐちゅぐちゅと音がしてしまう。
「やだあ、いいッ!…気持ちいい…いやあーッ!」
ブルブルと痙攣し、身を仰け反らして二度目のドライオーガズムに達する秀一。
「も、らめッ…奨さん、抜いてぇ」
涙声で懇願する。快楽が続いてもう倒れそうだ。だが、奨は首を振った。
また下からの突き上げが始まる。
何度も何度も繰り返して。
幾度も絶頂を迎えて。
二人は体力いっぱいに愛し合った。
コスプレエッチは二人の食卓の定番になりそうだ。
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