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第115話★
奨はキスの嵐を秀一に降らせた。耳朶を舌でなぞり、首筋をゆっくり辿る。秀一はふるりと身を震わせた。
「はぁ、んッ…」
腰のまわりでうねっていた触手に下腹を撫でられ、ズクン、と興奮がダイレクトに高まる。
顔を見れば心臓のドキドキが止まらず、触れれば全身が熱くなる。
まるで甘美な毒に支配されるように。
秀一は、ベッドに仰向けに寝そべり恥ずかしそうに睫毛を伏せた。
膝を揃え、秘部を隠す。
だが、奨はそれを許さなかった。
『どこに欲しい?』
意地悪な質問が飛んでくる。秀一は躊躇ったが、素直に足を開くしかない。
まるで花弁が開花するように、秀一は脚を開いて全てを奨に見せた。
男性自身は勃起し先端から蜜がしたたる。後孔はひくひくしながら刺激を今か今かと待ちわびている。
更に秀一は痴態を示す。両手を孔に添え、左右に引っ張って広げて見せたのだ。
くぱあ、と。
「ここに、欲しい…奨さんの太いのが」
秀一のおねだりに奨が頷いた。
自身の衣服を黒霧と化して裸になる。
その中心は元気よく鎌首をもたげ上を向く。血管が脈々と走り躍動感に溢れている。
先端の鈴口には、興奮の証である透明な先走り。
いつ見ても立派な男芯に秀一は唾を飲む。
奨は己の右手指を舐め唾液に濡らすと、それを秀一の蕾に塗り、馴染ませる。
『たっぷりあげるよ』
先端が秘孔にあてがわれた。硬い肉の感触に秀一は震える。
「奨さん…来て…!」
荒々しく太い楔が秀一を一気に貫いた。
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