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 次の瞬間には一気に奥まで貫かれていた。待ち望んだ質量を埋め込まれて、それだけで達してしまいそうな程の強い快感に襲われた。 「っ……は、……ぁ……ッ」 「はっ、キッツ……」  身体を二つ折りにするかのように真上から押し潰されて苦しいはずなのに、乱暴に扱われるのが気持ちよく感じるなんてどうかしている。身体を押さえつけられたまま激しく抽挿を繰り返し奥を突き上げられると、頭が真っ白になって何も考えられなくなっていく。 「ぁ、あっ、ン……っ……ふ……ぁっ」  激しい抽挿に結合部からぐちゅ、ぐちゅっと凄い音がする。そんな音を自分が出していると言う事実が余計に理人の羞恥心を煽った。  突き上げられる合間に目を開けると、額に汗を浮かべた蓮の顔が間近にあってゾクリとした。  普段の涼しげな表情からは想像出来ないような、切羽詰まった雄の貌に、心臓が大きく脈打つ。 「くっそ、締め付けんな……ッ」  無意識のうちに蓮のものをきゅうっと締め付けたらしく、苦しそうに顔を歪める蓮を見て例えようのない優越感が沸き起こった。  今、この男を翻弄しているのは自分だと思うとどうしようもなく嬉しくてたまらない。 「……っ、なに、笑ってんだ」  理人の笑みに気付いた蓮は不機嫌そうに眉を寄せ、腰を掴むと小刻みに一層激しく揺さぶり始めた。 「んっ、んんっ、……っ、は、ぁっ!」  ゴリゴリと最奥を穿たれて目の前がチカチカする。強すぎる快感から逃れようと無意識のうちに背中が仰け反るが逃げ場などあるはずも無く余計に蓮自身を深く飲み込む事になってしまう。 「ぁあっ!……っ、すご、今日、いつもより……ぁっ激し……っ」 「くっ…、てめぇが、エロすぎるからだろっ」 「ぁ、あっ、は、くそ、こんな、すぐ……ぁあッ! や、イきそ……っぁあっ、イくっ出る……っ」  限界を訴えると、律動が一段と速くなった。パンッ、パチュンッと肌を打つ音が激しくなる。 「――ッ……く、っ」 「は――ッ、ぁああッ!!」  どくんっと蓮のものが中で弾けた瞬間、ほぼ同時に理人も絶頂を迎え二人の腹を汚した。 「っ、は、……はーっ、はっ」 「は、すげぇ量……溜まってたのか?」 「う、るせ……っ」 「でもまだ足りねぇ。 ほら、もう一回だ」  そう言って蓮は理人の足を持ち上げると、今度はうつ伏せにして覆い被さって来た。 「ちょっ、ちょっと待ってくれ! もう無理だっ! 」 「お前に拒否権なんてあるわけないだろ? いい加減覚えろ!」  そのまま尻を高く上げさせられ再び挿入される。一度射精したというのに全く衰えていないどころか更に大きさを増している蓮自身に内壁を擦られ思わず声が上がった。 「ふ、ざけんなっ!……なっ、なんでまた大きくしてんだ……っ、ちょ、ま……っ」 「お前が悪いんだからな。俺を煽った責任はてめぇの身体で払ってもらう」 「っ! ぁっ、やめ……っ、や、ぁっ」  後ろからの体勢でガツンガツンと容赦なく突かれて視界が霞む。もう声を抑える事も出来ず、されるがままに揺さぶられるしかない。 「んっ、は、あ……っ、も、やめ……っ」 「止めて欲しいならもっと可愛くおねだりしてみろよ」 「んんっ、や……っ、あ……っ」 「嫌じゃないだろ。本当はこうやって虐められんの大好きな癖に」  一回放って少し余裕が出て来たのか、理人の弱い部分を的確に責めてくる。前立腺を亀頭でぐりゅっと押しつぶされると、頭の中がスパークする程の快感に襲われて一瞬意識が飛びそうになった。 「ぁ、そこ、やめ……っぁ、気持ちよすぎて、変に、なる……っ」 「はっ、なれよ。その顔もっと見せろ」 「ひっ……っ、んんっ、ん――っ」  いきなり顎を掴まれて、無理やり首を捻じ曲げられ、僅かに開いた唇に柔らかいものが押し当てられる。口を塞がれたまま激しく腰を打ち付けられて息が詰まる。苦しいのに、それが気持ち良い。

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