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「久しぶりだな。理人」  ――蓮だ!  眼鏡こそしていないものの、一年前よりも随分と大人びた雰囲気を纏った蓮がそこに立っていた。  強引に腕を掴まれて部屋に引きずり込まれる。 「はっ!? なっ、なんであんた……っ」  戸惑う間もなくいきなり床に押し倒されて、押さえつけるように、蓮が身体の上に馬乗りになって来きた。  肩から腕、脇に掛かった重さと熱に息が止まる。  いきなりの行為に驚き、身を捩って何とか彼を押し返そうとしたが、逆に腕をとられて床に押し付けられてしまう。 「おまっ、何のつもりだ!?」 「なにって、そう言う事をしに来たんだろう? だから、可愛がってやろうと思って」  蓮はニヤリと笑ってそう告げると、たくし上げたシャツの中に手を滑り込ませてきた。 「……相変わらず綺麗な色してる。ねぇ……この身体、何人に抱かせたの?」 「あぁっ! うっせ、お前には……関係ない、だろっ」  突然乳首を摘み上げられて甲高い声が洩れる。慌てて手で口元を押さえたがもう遅かった。  そのまま指で捏ねくり回され、舌で舐め上げられると、ジン……と痺れにも似た感覚が下半身を襲う。 「ふ、ぁっ……ぁ、んんっ」 「ねぇ、答えなよ」  責めるような声と鋭い視線を向けられ、ゾクゾクと快感が背筋を走った。 「あっ、はぁ……ぅ、何人でもいい、だろっ一々覚えてねぇよっ」 「ふぅん、覚えられない位沢山の男に抱かれたって事か。随分と淫乱になったんだな。あぁ、元からだったな」 「ん、……っ、うるさい……っ」  乳首を弄びながら耳を甘噛みされ、理人はビクビクと身体を震わせた。  蓮の声は低くて心地良い。その声で罵られると、嫌なはずなのにどうしようもなく興奮してしまう。 「好きだろう? こうやって、なじられながら犯されるの」 「ん、や……っ好きじゃ……」 「嘘つき。ほら、さっきから俺のケツに固いの当たってるんだよね……好きだろ? ドMだもんなお前」 「っ、ぁあっ!」  ぎゅっと両方の乳首を強く捻りあげられ、痛みと共に強い刺激が脳天を突き抜ける。  そうかと思えば舌で転がされて甘噛みされ、緩急をつけた動きに翻弄され、既にとろとろと蜜を滴らせるそれはズボンに染みを作っていた。 「あーあ、もうこんなにして。我慢できないんだ?」 「く、うるさ……っ」  ズボンの上から形をなぞる様に揉みしだかれ、理人の腰が揺れ動く。布越しのもどかしい焦れて、自ら強請るように擦り付けてしまう。  一年前、身勝手な理由で自分を捨てた男の手で辱められているというのに、身体は正直に反応して悦んでいる自分がいる。  会ったら絶対に文句の一つでも言ってやろう。そう思っていたのに、いざ目の前にすると言いたい言葉が喉につかえて出て来ない。 「ははっ、そんなに欲しいのか? 俺のコレ」  グッと腰を持ち上げて、ズボン越しに猛ったものを擦り付けてくる。そのまま腰を掴んで軽く揺すられ挿入を思わせるような動きに、堪らなく下肢が疼いた。  蓮のそこはズボン越しにもはっきりとわかるくらい硬く張り詰めていて、今すぐにでも突っ込んで滅茶苦茶に掻き回して欲しい衝動に駆られ、ごく、と唾を飲み込む。  蓮が望む答えなんてわかりきっている。 素直に言わなければどうなるかも経験済みだ。 「……っ、くそ……っせめて、ベッドに……」 「はいはい、あーでもそれは後でな」  言うが早いか、下着ごと一気にズボンを引き抜かれた。急いた唇が腿の内側に吸い付き、紅く痕を残す。 「は、……やっぱお前の肌、すべすべしてんの気持ちいい」 「ゃっ、ふ、ぁ……っ!」  ちゅっ、と音を立てて内股にキスを落とされる。恥ずかしくなって股を閉じて隠そうとしたけれど許してもらえず、腿を左右に割られゆっくりと舌が際どい部分へと降りてゆく。 「はは、すっげぇヒクついてんじゃん……期待して準備して来たのか?」 「くっ、うるせ……っいいから、早く突っ込めよ」  恥ずかしすぎて蓮の顔がまともに見られず、腕で顔を覆ってそっぽを向いた。

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