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「あ、ンンっ、は、ちょっ……」
「ほら、僕の指に絡みついてくる。わかるでしょ?」
わざと羞恥心を煽るような事を言われて、カッと顔が熱くなった。
「んっ、あっ、んっ」
瀬名の指が内壁を引っ掻いたり、押し込んだりする度に腰が跳ねて、お湯がパシャリと飛沫を上げた。
こんな所で、こんなことをしてはいけないと頭ではわかっているのに、長い指先にナカを擦られる度に浅ましい身体が反応してしまう。
カクリと膝が笑って崩れるように湯船に膝をつくと、それを追って瀬名も湯船に入ってきた。
そのまま後ろから抱きしめるように身体を密着させると、指を二本に増やして再び抽送を始めた。
「あぁっ! ゃ、ぁっ、待……っ」
「お湯の中だと、余計に滑りがよくなってイイですね」
瀬名は嬉しそうな声を上げると、更に激しく抜き差しを繰り返した。
「ん、は……んんっ」
「はぁ……理人さん、エロすぎ。わかってます? 僕の指に腰押し付けて自分でくねらせて……」
「っ、う、うるせぇ……ぁ、はぁ……っ」
瀬名に指摘されて初めて自分が無意識に快楽を求めて動いていたことに気付き、慌てて動きを止める。しかし、一度火のついた欲望はそう簡単には治まらない。瀬名はそんな理人を嘲笑うかの様に、耳元で甘く囁いた。
「はぁ、早く理人さんのココに、僕のを挿れたいなぁ……でも、ダメですよね? 理人さんは、温泉でのんびりしたかったんですもんねぇ」
「……っ」
低く掠れた声で意地悪く囁かれ、それだけで下腹部がきゅんと疼く。
わざと煽る様に猛ったモノを尻に押し当て存在感を見せ付けるかのようにグリグリと動かされ、理人は思わず振り向いて瀬名を睨みつけた。
「……クソガキ」
「なんとでもどうぞ。でも、もう限界でしょう?」
瀬名は楽しげに笑うと、理人の腰を掴み引き寄せた。
「っ」
「わかってるんですよ? 挿れて欲しくて堪らないって顔に書いてある」
「か、書いてねぇよ! クソッ」
「ふぅん? じゃぁ、欲しくないんですね? 僕は別にこのままでもいいですけど……」
「ん、ぁっ待ッ……!!」
そう言うと瀬名はゆっくりと指を引き抜いた。突然の喪失感に身体が震える。
「あれ? 今、待ってって言いました?」
「ちが……っ」
「あぁ、聞き間違いかぁ……」
「ん、ん……っ」
お湯の中で軽く尻を持ち上げられ、瀬名の太く硬いペニスが後孔の入り口をなぞる。焦らすように何度も先端だけを挿入されて、物足りなさに腰が揺れてしまう。
「あ……っふ……っ」
「今、これで思いっきり突き上げたら、理人さん絶対気持ちいいだろうなぁ」
「……っ!? はぁ……っはぁ……」
耳に吹き込まれるように囁かれてゾクゾクする。理人は期待するように息を荒げた。瀬名の剛直が欲しい……。最奥まで貫かれてめちゃくちゃにしてもらいたい……。
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