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「クソが……。性格悪い」
「理人さんがいけないんですよ。散々煽って、僕の理性を試すような事ばっかりするから……お返しです」
瀬名はそう言って意地の悪い笑みを浮かべると、腿の間に挟むように自身の熱く猛った楔を捩じ込んできた。
「ひ、っ、んん……っ」
腿の間を瀬名の太い陰茎が行き来して、行為を彷彿とさせるような動きをされる。
「はぁ、理人さんの太腿、柔らかくてスベスベしてて……最高に気持ち良い……お湯の中だから動きやすいし、いいですね、コレ」
「ぁ、はぁ、ん……っ」
瀬名の吐息が耳にかかるだけで感じてしまい、自然と甘い吐息が漏れる。
「理人さんのエッチな声、外に聞こえちゃいますよ?」
熱い吐息と共に囁かれカァッと顔が熱くなった。
「……くっ……」
「ほーら、我慢しないと」
「んぅ……」
必死に声を抑えようとする理人にクスリと笑いながら、瀬名は徐々に律動を大きくしていく。脚の付け根辺りに感じる圧迫感と、行為を思わせるその動きにもどかしさばかりが募っていく。
「はぁ……っはぁ……っ」
「ふふ、理人さん、腰が物足りなさそうに動いてますよ? 僕の腰に押し付けて来ていやらしいなぁ……」
「く、そが……」
瀬名は満足げに口角を吊り上げると、一旦身体を離した。そして今度は湯船の縁に座らせると、両膝の裏に手を入れ大きく開かせる。
「やっ、やめろっ」
理人は慌てて閉じようと足に力を入れるが、それより一瞬早く瀬名の身体が割り込んできて阻まれてしまった。
「あ~あ、理人さんのココ、パクパクさせて……誘ってます?」
「……っく」
瀬名の言葉通り、彼の視線の先にある蕾は強請るようにヒクヒクと収縮を繰り返していて、あまりの羞恥に頭がクラクラしてくる。
「凄いね、お湯が入ってくるのがわかる。それに、さっきよりずっと柔らかそうだ」
「う、るせぇ……っ」
瀬名の指先が入口をなぞり、つぷっと中に指を挿入してきた。散々焦らされたそこは指なんかじゃ到底満足できるはずもなく、もっと大きなもので満たされたいと訴えている。
「も、いいから……。なんでもいい、早くお前のソレ、ぶち込めよ」
熱い息を吐き、汗で張り付いた前髪を掻きあげる。こんな状態で我慢できるほど自分だって人間出来ているわけじゃない。
そっと体を起こして瀬名のモノを握りこむと煽る様に上目遣いに見つめた。
「はは、凄い誘い方だ。そんなに僕のが欲しいんだ?」
「ん、だから、そう言って……」
背後でゴクリと喉が鳴る音がして、ツプリと指が引き抜かれた。同時に尻に熱い塊が押し当てられる。
そして――。
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