131 / 228

11-18

「や、待っ――」 「すみません、無理」  制止の声はあっさりと却下され、一気に奥まで貫かれる。 「う、あっ、ゃ……ぁあっ!!」  強引に、熱い塊が押し入って来る。何度も焦らされ中途半端に燻っていたソコは、待ち望んでいた質量を与えられて歓喜にうねりながら瀬名を締め付けた。 「っ、理人さんのナカ、凄……っ、締め付け強すぎですって」 「く、ぁあっ、し、知るかっばか……っ!!」  瀬名の性器を離さないとばかりにきつく包み込み、吸い付いてくる肉壁を瀬名は容赦なく擦り上げる。 「ぅ、あっ、まだ、動くな……っ、あっ、ああっ!」 「そんな事言ったって、理人さんだって気持ち良いんじゃないですか? ほら、こうやって、無茶苦茶に激しく突かれるの大好きでしょう?」  身体を折り曲げられているせいでいつもより圧迫感が強く、内臓が押し上げられるような感覚に息が詰まる。苦しいはずなのに、身体の奥から湧き上がる快楽が止まらない。 「や、はひっ、ぁあっ、あああっ」  身体を揺さぶられる度に声が漏れる。こんなの、気持ち良すぎてどうにかなってしまいそうだ。 「ひ、ぃいっ、だめ、そこ、ごりごりすんな、奥、気持ちい……っもっと、や、ぁっ、ぁあっ!」 「ハハッ、言ってる事が無茶苦茶じゃないですか。まあいいですけどね……」  無意識に背中を反らして逃げようとするがしっかりと抑え込まれていて身動きが取れない。 「ぁっんんっ、や、そこ、あっ、ぁあ! もっと突け、ぅ、ぁあっすご、気持ちいっあっ、ぁあっ!」 「理人さん、声……大きすぎますって」 「んむっ……ふ、ん、ンンっ!」  唇を塞がれ、荒々しく口内を犯される。瀬名の舌に絡みつかれ、強く吸われると頭の芯が痺れた。 「ふ、ぁ、せな……っ、ほんと、無理、あっ、んんッ」  言葉は喘ぎとなって部屋の中に甘く広がってゆく。  太腿の内側がブルブルと震えて全身に力が入る。 「はあっ、っ……も、無理っ、だめだって ばかっ……ぁあっ」  瀬名が動くたびに結合部から濡れた音が響いて、理人は耳からも犯されていく。触れられずに放置されていた理人の昂ぶりからは絶え間なく体液が溢れ出し、二人の腹を濡らしていく。  いつもと違う場所だからだろうか? 散々邪魔が入り、不完全燃焼だったせいもあるのだろう。今日の理人は普段よりも感じやすくなっている気がする。 「はぁっ、……あ、んっ、ぁあっ!」  深々と一突きされ、身体の中から押し上げられて、目の前が一気に白くなった。  ビクビクと身体を震わせながら白濁を飛ばし、瀬名のものをきゅうっと締め付ける。  くったりと弛緩した身体を抱え込み、瀬名が自分の体を抱かせるように巻き付けさせた。射精の余韻が抜けきらない理人はされるがままに瀬名を抱きしめる。  首筋には汗が滲み、瀬名の体臭を間近で感じて、余計に興奮が煽られた。

ともだちにシェアしよう!