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「理人さんって本当にエロいですよね。そういう所も好きだけど……」 「うるせぇな。昨日から邪魔ばっか入って中途半端だったんだからしょうがねぇだろ」 「はは、そうですね。ま、でも今日は時間があるから沢山愛してあげますよ。……誰にも邪魔なんてさせません」 瀬名は楽し気に笑うと理人の手を引いて立たせ、腰を抱いてへ布団の敷いてある場所へと移動する。 ほんの数メートルの距離も離れがたくて、歩きながらも互いの舌を絡め合い、貪るようなキスを交わす。 腰を引き寄せられ互いの体が密着する。太腿の辺りに自分以外の熱を感じ、瀬名も自分と同じかそれ以上に興奮しているのだという事実に気付かされる。 「お前だってガチガチじゃねぇか」 その感触に熱いものが込み上げ、彼の首に腕を回して今度は自分から瀬名を求める。 「っ……。そりゃそうですよ。好きな人が目の前にいるんだから当然でしょう? それに理人さんのココだって僕の脚に当たってますよ」 幾度も口付けを交わしながら、お互いに視線が絡んで、自然と笑みがこぼれる。 そのままもつれあうようにして布団の上に倒れこむと、瀬名は理人の上に乗り上げるような形で覆いかぶさってきた。 「んんっ……、……ふ……ぁ……っ」 何度も角度を変えながら深い口づけを交わせば、飲み込めなくなった唾液が口の端から溢れて伝い落ちる。 はだけた浴衣の隙間から手を差し込まれ、熱い手の平が体を這いまわる。脇腹から肋骨に沿って這わされていく指先が時折乳首を掠めるたびにビクンと肩が跳ねてしまう。 瀬名はそんな理人の様子を愉しげに見つめながら、濡れた舌を首筋から鎖骨の上。そして胸元へと移動させる。 その間にも、瀬名の長い指先はひっきりなしに蠢き、右手で胸の突起を摘まんで捻ったり引っ張ったりしながら、左手は腰から臍の窪みまでをなぞる様に撫でまわして行く。 そして、浴衣の裾を捲り上げると何も身に着けていない素足に手を伸ばす。 「んっ、あ……。そこ……っんんっ」 「いやらしい眺め……。中途半端に乱れた浴衣が逆にそそるっていうか」 舐めるような視線が絡みつき、腰が甘く疼く。瀬名はうっとりとした表情を浮かべながら、膝から内股にかけてを執拗に撫で上げて来る。 その間にも胸元をまさぐる瀬名の指先は休むことなく動き続けていて、与えられる刺激に耐えられず理人は身を捩った。 「ぁ……ん……っ。ふぁ……あ……、ん……」 「ここ、気持ちいいですか?……すごい硬くなってる」 ぴちゃりと音を立てて、乳首を口に含まれると、じんわりと広がる快感に身体が震えた。 堪らず短い声を上げて仰け反り、瀬名にしがみ付く。 しがみ付きながら、無意識のうちに瀬名の下半身に擦り付けるように腰を揺らしてしまう。 「っ……理人さん、自分で押し付けてくるとか……えっろ……」 瀬名が理人の痴態にごくりと唾を吞むのがわかった。

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