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14-6
「ん……っ、ふ……ッ」
口を大きく開けたまま赤い舌を長く伸ばして、側面と裏筋を丹念に上下する。
尖らせた舌を鈴口の中にねじ込む様に舐め、唇を窄めて吸い上げると瀬名の腰が僅かに揺れた。
「っ……いやらしい眺め……。いつ見ても堪らないな」
しゃぶりながら見上げると、瀬名がクッと息を詰める。
瀬名は理人の前髪を掻き上げ、優しく頭を撫でていた指先に力が籠る。
その仕草だけで嬉しくなり、更に口の動きを早めた。
「……っは……相変わらず、凶悪なサイズだな……くそっ」
口いっぱいに頬張り、喉の奥まで使って締め付ける。瀬名はこれが好きだ。
「……はっ、う……っ凄い……理人さん、それ、ヤバ……っ」
「っふ、ぁ……ンッ」
瀬名の手が理人の後頭部を掴み、無理矢理前後に揺さぶる。苦しくて涙目になりながらも、瀬名に求められるのは嬉しくて、懸命に愛撫を続けた。
「は……っ、理人さ、も、出る、……はっ、」
「んぐ……ん、んんっ」
口の中一杯に熱いものが注がれる。苦い味に眉を潜めるも、ゴクリと飲み干した。
「やっぱり、濃いな……」
「っ、いちいち言わなくっていいですってばっ」
「しかも…まだ完璧に治ってない癖に、こっちは全然元気そうじゃねぇか」
口元から溢れだした精液を腕で拭い、さっきから疼いて仕方がないソコを瀬名の太腿に擦り付けた。
「理人さんこそ、口でしている間もこんなに硬くして……本当に淫乱ですね」
「っ、お前のせいだろうがっ」
瀬名の熱い手がするりとわき腹を撫で服の中に侵入してくる。
露になった胸元に吸い付き、もう片方を指で刺激されゾクゾクとした甘い痺れが全身を駆けた。
「んん、やっぱり……まだ熱いな……。大丈夫か?」
胸の突起を口に含んだ瀬名の舌は熱く、火傷してしまいそうだ。
「平気ですよ……理人さんが看病してくれたお陰でピンピンしてます」
瀬名が理人のズボンを下着ごと剥ぎ取り、片足を持ち上げ大きく開かせる。
「あっ、お、おいっ! 俺のは別に……っ」
「いいから。されっぱなしは性に合わないんです」
「ちょっ、瀬名っ、ま、待てっ」
「今夜は甘やかしてくれるんでしょう? なら……僕の好きにさせてください」
制止の言葉を無視して、瀬名が理人のモノを躊躇いも無く口に含んだ。
「っ、あ……っは……ッ」
熱く滑った口腔内に包まれ、身体がビクンと跳ね上がる。
どうしよう……、熱くて、気持ちがいい。
「ん、……は……あっ、ぅ、……んんっ」
戸惑う間もなく熱い指先が秘部を撫で侵入してきて理人はクッと息を詰めた。
前も後ろも両方を刺激されたら、おかしくなりそうで怖い。
「はは、準備万端って感じじゃないですか……随分柔らかくなってますけど……いつからこんな風に?」
「……っうっせぇな……。いつからでもいいだろうが」
そう言うと、理人は瀬名の肩を押し、再び彼をベッドに沈めた。
「……あとは俺が……自分でスるから……動くなよ?」
そう言って自ら位置を合わせ、ゆっくりと腰を落として行く。
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