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「理人さ……エロすぎっ……こんなの、もう……ッ」
切羽詰まった声に、余裕のない表情。そんな顔をさせているのが他でもない自分だと思うとゾクゾクする。
理人は膝立ちになると尻を突き出して手を添え割り開き、物欲しそうに収縮する後孔を指先でクパッと開いて見せた。
「いいぜ。来いよ……早くお前が欲しい」
「っ、ほんと貴方って人は……っ!! 自分が凄い殺し文句言ってるって自覚あります!?」
耐えかねたように理人の腰を掴むと、四つん這いの体勢にさせ一気に奥まで挿入してきた。
「あぁ……ッ!」
瀬名の形を覚えているそこは難なく怒張を受け入れ、待ち望んでいた刺激に全身が歓喜に打ち震える。
「理人さんの中、熱くて溶けそうだ……っ」
「ん……っ、瀬名……もっと……っ」
腰を揺らして催促すると、堪えきれない瀬名の律動が一層激しくなる。
「はぁ……っ、はぁ……っ、理人さん……っ」
「あっ、あっ、ん……っ、はげし……っ」
「っ、ごめんなさい……止まらない……っ」
理人の腰をがっしりと掴んだまま、瀬名はひたすらに最奥を攻め立てる。
いつになく余裕のない瀬名の様子に、彼もずっとこうしたかったのだという事が分かり嬉しくなる。
頭を持ち上げて、背後を振り返ると、噛みつくようなキスをされた。
「ん……っあぁっ、ん、んっ!」
そのまま理人の腕ごと背後から抱きしめ、激しく突き立てて来る。
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