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「あ、んっ……ぁあっ!」 しっかりと拘束されて逃げる事も出来ず、ただされるがままに揺さぶられる。 不安定な体勢に足がガクガクしてベッドに倒れ込みたかったが、瀬名がそれを許さなかった。 結合部からはグチュグチュと卑猥な水音が鳴り響き、軋むベッドのスプリングの音と二人の荒い呼吸音がそれに混じる。 「んっ、あ、はぁ……っ、んん……っ」 瀬名のモノが内壁を擦り上げ、前立腺を押し潰していく。 奥まで突かれる度に目の前がチカチカと光り、頭が真っ白になった。 苦しい程の快楽に涙が溢れて頬を伝っていく。 もう何も考えられない――。 「……っせな、……っ待っ、こんなの、……気持ちよすぎて、……おかしくなるッ……!」 「僕もです、理人さん……ッ」 瀬名は理人を抱き締めたまま、さらに抽挿を速めた。 繋がった部分から快感が駆け上り、身体中を痺れさせる。 「……き、……すき、だっ……ん、あぁっ!」 瀬名の首に両腕を回し、キスをしながら必死に想いを伝えると、更に激しさを増した。 身体がぶつかり合う音と、二人分の乱れた息遣いが室内を満たす。 「あっ、も、むり、イく……ぁあっイきそ……っ!!」 絶頂が近い事を察した瀬名がラストスパートをかけるように激しく打ち付けてくる。瀬名の熱い吐息がかかる。 「理人さ……っ、一緒に……ッ」 「ん、……ッあぁああッ!!!」 瀬名が一際強く腰を打ち付けた瞬間、全身が痙攣し、精液が勢いよく飛び散った。 「く……ッ」 同時に自分の中でどくりと脈打つ迸りを感じた。 「はぁ、ぁ、んんっ」 射精の余韻に浸っている余裕もなく、すぐに瀬名に唇を奪われて舌を差し込まれる。 舌を絡めながら優しく頭を撫でられ、その心地良さにうっとりしていると、瀬名のモノが再び硬度を取り戻していくのが分かった。 「……え、ちょっ……」 「理人さん……」 瀬名は熱っぽい視線で理人を射抜くと、繋がったまま理人の体をひっくり返し、両足を肩に掛けてきた。そしてそのまま激しく律動を再開したのだ。 「っ! やめ……っ今イッたばっか……あっ!」 「理人さんが悪いんですよ……。あんな可愛い事ばかりして……一回で足りるわけ無いじゃないですか」 一度出した事で少し落ち着いたのか、先程よりは幾分か理性を取り戻した様子の瀬名だったが、まだ瞳の奥には情欲の炎が燻っていた。 「んっ、やめ……っあぁっ」 達したばかりの敏感すぎる体は些細な刺激にも過剰に反応してしまう。 「今夜は寝かせませんからね……覚悟して下さい」

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