ケイは胸までシャツを捲りあげ、尖りきった乳首を弄り始めた。 コリコリと凝るそこがを指で潰して、その気持ち良さを味わった。 孔を指でかき混ぜながらここを弄ると気持ちいいのをもう知っていたからだ。 キタノのいつもなら優しく笑ったまま細められた目が、別人のような激しさを見せて、食い入るようにケイの乳首や先から零しつづけているペニスを見ているが、だけど大丈夫。 キタノは何もしない。 そう信じているから、余計にその目に興奮した。 キタノの匂いがまた濃くなる。 ムスクのような、甘く頭をしびれさせる匂い。 「センパイ・・・何もしないから・・・見せて。指入れてるとこ」 キタノの声は掠れているし、それは切ない程の懇願だ。 キタノの視線が尖り切った乳首を弄る指を見つめるから、そうしたらそこがもっと甘く凝るから、 キタノが見つめるだけで、ペニスが甘く疼くから。 ケイは脚を広げ、腰をあげて、キタノにそこを見せた。 熱く濡れて滴るそこを。 指でかき混ぜ、擦り立てるところを。 オメガの性器。 アルファを迎えいれる孔。 濡れてぬかるみ、指を咥えこんでいるソコを。 キタノが見たらもっと甘くそこは疼いて指を締め付けるとわかっていたから。 そしてその孔でしゃぷる指の甘さにケイは鳴いた。 高い声で。 キタノが呻いた。 いや唸った。 獣のように。 「センパイには、絶対触りませんから・・・オレもいいですか」 何を、とはきかなかった。 キタノもズボンから自分のペニスを取り出した。 アルファ独自の形状のそれはコブがあり、入ったら抜けないようになっている。 そして巨大で、ケイのツルリとしたオメガのペニスとは何もかもが違っていた。 「センパイ・・・センパイ」 キタノの声が喘ぐ。 掠れた独特のキタノの声。 いつもなら笑いを含んでいるそるには、切羽詰まった響きがあった。 キタノはケイに触れないように片腕だけてケイに覆いかぶさりながら、食い入るようにケイをみつめながら、もう片方の手で自分のペニスを扱く。 その指の動きとケイの中で動かす指がシンクロする。 ガツガツと動かす手と腰。 ケイの尻がそれに合わせるように揺れる。 「あっ・・・ヤダ・・・あっ・・止まんない・・・」 ケイは小さく叫んでしまう。 こんなに気持ち良いのは初めてだった。 いつもの早く終わって欲しい嫌悪の代わりに、怖さがある。 触れてないのに熱いとわかる大きな覆い被さる肉体が怖い。 その巨大な自分を欲しがるペニスも。 飢えた目も。 でもそれはキタノだ。 キタノは大丈夫。 怖さと信頼と快楽かケイをぐちゃぐちゃにする。 ひん ケイは鳴いた。 ペニスで射精し、中でもイク。 でも、まだ止められない。 「なんで？なんで？止まんない・・・！！」 ケイは悲鳴を上げた キタノの目がその孔を食い入るようにみつめ、ペニスの動きに合わせて指は動き続ける。 またイク 波が何度も何度もくる。 こんなのは初めてで。 ひん ひん 泣きながらケイはイキつづける 「センパイ・・・綺麗だ・・・センパイ好き・・・好き」 キタノの声。 それが好き。 キタノがその手の中に放った時、ケイは激しく痙攣した。 まるでキタノが中で放ったかのように。 脳がスパークしたのは始めてて。 ケイはどうすれば良いか分からなくて。 意識を手放したのだった。