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「ちょっ…タン、マ…っぁ…!」
顎から首筋、寛げた襟元から覗く鎖骨に口づけながら、ワイシャツ越しに乳首を捏ねられ息が上がる。
酔えば勃たない。
体を開くことに慣れた課長相手でも、アルコールに飲まれればぴくりとも快感の襞を揺さぶられたりしないのに…
どうして何とも思っていなかった後輩に押し倒されて感じてるんだよオレ、と戸惑う気持ちが快感を覚え足を揉む快斗を戸惑わせた。
「止め、ろって…!」
「一回、これ一回きりでいいんですッ」
このままじゃ間違いなく流される、だから止めさせないとと焦る声を上げる快斗の口を封じるように、ワイシャツのボタンに指をかけた知徳が切羽詰まった声で言い募る。
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