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絶望のはじまり3
ブィーン…
静かな室内に響く機械音。
オレん中に入ってるアレが暴れている。
「…っ、ん…ンん…ぁ」
聞こえる自分の甘い声に涙が出る。
「なんだよ、こんなん…ッヤバイって」
つい先刻まで痛みしか感じなかったそこがある一点に当たりはじめた途端、尿意にも似た独特な寒気のような身をよじりたくなる不思議な感覚を覚えはじめた。
それが気持ちいいと感じた頃にはもう遅く、口から出る言葉は喘ぎにしかならない。
「ぁ…あっ、も…やだ」
慣れない感覚に快感を覚えるも、後ろでのイキ方を知らない体は熱くなる一方で一向に冷める気配を感じない。
触りたいっ
陰茎部に手をやろうにも四肢拘束により自由が効かず身をよじるしかない
もどかしい
もどかしくて苦しい
「イ…きたい…っ」
ガチャ
つぶやいた瞬間開く扉の音。
あいつだ…あいつが帰ってきた。思ったより早い
「ん?あれ?イけなかった感じ?ま、それもそうか。後ろでなんてイったことないよね」
「誰だか知らねーけどイきないのにイけないとか地獄なんだよっ」
「俺が誰だか当てたらイかせてあげるよ。当ててごらん。ヒントは俺は医者だよ」
めっちゃ役に立たないヒント
んなのはもう分かってんだよ
ただ心あたりがない
かかりつけはじいちゃん先生だし、あと関わるとしたら学校関係?
「分からない?じゃあスペシャルヒント。俺の名は更科だよ更科蓮」
「サラシナレン…?……っ」
名前を聞いた途端走る嫌悪感
あいつだ
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