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脱走からのお仕置き
「…っ」
まぶしい…。朝だ
カーテンの隙間から漏れる朝陽に目を覚ました幸は見慣れない光景に首をかしげる
「あ…れ?ってあ…オレ、監禁されたんだっけ?あの尻のとってくれたんだ」
目が覚めるにつれふつふつと蘇る記憶に顔が赤るむのを感じる
(あいつは!?)
左右に目を配ると更科の気配は感じない。
明日はフリーだとかと言ってたからいるはずだが見当たらない
(今なら逃げれる?)
見つかったら…とも考えるが千載一遇のチャンスだ
今ならいけるかもしれない
ご丁寧にもパジャマを着せられているから、ここから出さえすればなんとかなりそうだ
意を決した幸はベッドから飛び降り、出口に向かい一目散に走り出すと
寝室からリビング、ダイニング、廊下を抜け玄関へ飛びだし道路へ出た
「…あっ」
「幸…」
瞬時に血の気が引いていく…こんなタイミングで見つかるとは
「あ、これは…その」
「へぇ…そういうことできちゃうんだな、お前」
声は明らかに低く、びしびしと不機嫌さが伝わってくる
「いや、ちょっと…そんな気じゃ」
「明らかに脱走だよな?コンビニくらいと思って油断した」
更科は瞬時に手を伸ばし幸の肘を掴むと、家へと引きずり無情にも玄関へと突き進んでいくが幸の足取りは重い
「…う」
「来いっ」
「…っ」
ビクッと体をすくめ恐怖にたちすくむ
そんな様子に業を煮やし、更科は幸を横抱きに抱え部屋内へと歩いていく
「ね、どこ行く?まさか、縛る部屋とか言わねーよな?あんたとオレ、昨日かなり打ち解けたじゃん」
「更科蓮だ…っ」
それだけ吐き捨てると更科は歩を進め、いくつかの部屋を越えリビングを通り寝室に向かうと少しだけほっとしている幸をベッドへと放りなげた
「…わっ」
「四つん這いになれよ」
「は?」
「早く」
イライラしているのが伝わる
聞かないと酷い目にあいそうだが、聞いても酷い目にあいそうだ
けど、聞くしかない
それしか選択肢がないのだから
「わ…わかった」
言われるとおりに四つん這いになると、パシっと景気のいい音をさせて尻を打ちすえられた
「…っ痛」
「このあとどうしてやろうか?まだろくに解してもないが俺のをいれるか、バイブでぐちゃぐちゃになるまで犯されるかどっちがいいっ?」
叫ぶような声音で選択を迫りつつ、パシっパシっと尻を叩くと真っ赤に色づいていく
痛む右手がくやしい
そう思いながらも叩く手を止められない
「い…痛…やっ、せんせっ痛いよっ」
「おしおきだ」
「許して…っ逃げてごめんっ。お願いだから」
「やめない。尻を叩かれて喜んでるのに気づいているか?」
左手で幸の亀頭を触るとぷっくりと露をにじませている
「嘘!?」
「嘘なものか…ぬるぬるしてるこれはカウパーだろ?」
「…んんっ」
鈴口をくすぐるように撫でると甘い声が聞こえてくる
「ふ…スパンキングでも感じられるとは…驚いたよ。淫乱」
「違…っ」
「まあいい。感じているのなら次に進むとしよう」
バチンっと最後鈍い音を立て尻を開放されると、更科はベッド下を漁りはじめた
「や…っおもちゃは怖いっ」
「じゃあ俺のでしてやる」
そそり立つ男の象徴を視線の端で捉え、幸は身震いした
アレを…挿れるつもり?
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