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擬似フェラ
「お待たせ」
両手にバニラの棒アイスを抱え更科はリビングへと帰った
「はい」
やや上から棒アイスを幸の前にさらすと幸があーんと口を開け、棒アイスに食らいついた
その様子に更科は笑みを隠せない
「何!?」
ちょっとイラッとして更科に問うと、更科自身もアイスを口に咥えてソファに座り
「いや、フェラみたいだな…て」
「ぶふっ」
幸はまさかの発言に吹き出した
「いや、そのままベロ出してアイス舐めてみ?ますますそれっぽいから」
「へ…変態っ」
「こうだよ、ほら」
更科はアイスをアレに見たて舐めはじめた
「…っ」
「なかなかくるだろ?」
「何考えてっ」
「やって」
まずい、パターンだ。これって従わないとガチ切れられてめちゃくちゃにされるやつじゃん
まだ短い付き合いだがなんとなく察した
嫌嫌ながらも幸はアイスをアレに見たてた動きを始めた
(恥ずかしすぎるっ)
「ほら、早く下から舐めあげないと垂れるぞ」
「ん…っ」
「そうそう、いやらしくて素敵だ」
「ん…ペロ、ペロリ…ちゅ」
更科から感じる不機嫌オーラは消え、よしよしと頭を撫でられる
夢中で舐めていると、口から汁が溢れ口の周りが白くなっていく
「口に射精されたみたいだな、、それ」
興奮しているのかふたりとも股間が膨らんでいた
「も…もうおしまいっ!」
一気にアイスを頬張り強制終了させると棒をポイっと床に放った
「あっなんつー行儀悪い。ゴミ箱入れろよ」
更科は立ちあがり床の棒を拾い、自身の棒とともにゴミ箱に捨てた
「さて、幸…昼まで何する?」
「え?何もしないってのは?」
「却下」
「う…痛いのはヤダ。痛くしねぇ?」
幸は複雑な表情で更科を見つめる
その目は哀願しているようでかわいらしい
まさか誘拐した次の日でこんなにかわいい感じになるとは予想していなく知らず知らず更科は笑みを浮かべていた
ストックホルム症候群…ってやつだろう
誘拐犯を好きと錯覚してしまうあれだ
レイプからの甘いお風呂タイムなんかですっかり刷り込まれたのだろうか?
「しないよ」
「本当?」
「約束はできないが…善処する」
「信用できん…」
まだヒリヒリ痛む尻のせいで心配そうに更科を見つめてしまう、幸
「そんな顔するな。強姦して悪かった」
「強姦って…っ」
「強姦だろ?本当はもっと段階を踏みたかったが…」
「段階って?」
不思議そうに幸は首を傾げる
「それをいまからするか」
「えっ!絶対痛いじゃんっ切れてんだよ、オレのあそこ」
にじりにじりと更科から遠ざかろうとするが、時すでに遅く横抱きに抱き抱えられオレは再び寝室へと運ばれていった
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