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ch.20 (R-18)
目が覚めると、先生の肩を枕にしていた。その首元に預けていた顔を上げて見ると、彼はまだ眠りこけているように見える。部屋はほの明るく、夜は明けたらしいことがわかったけど、正確な時間はわからない。
彼を起こさないようにそっと腕を外してベッドを出て、裸のまま、遮光カーテンが覆う窓に行った。少し開けると、白く眩い景色に目を射抜かれてカーテンを閉じた。もう一度隙間を覗くと、すっかり雪化粧をしたテムズ河とランベス宮殿が見えた。
「おはよう」
振り返ると、先生が体を起こしていた。
「…ごめんなさい、起こしちゃった?」
「寒いよ、おいで」
彼はウーンと伸びをして、僕を手招いた。
ベッドに戻って潜り込むと、彼は強引に僕を腕の中に収めた。
「…早起きだね」
「先生は遅起き?」
「今日は休みだから遅いだけ」
「そっか…」
「…おはようのキスは?」
僕を覗く顔は眠たげで、寝癖の乱れ髪があちこちに跳ねている。
手を伸ばして髪に触れてみると、彼は僕の手を取って、甲や指に口づけをした。
「……僕、早く帰らなきゃーーー」
「帰したくない」
右の眉を上げ、いたずらっぽく笑う彼にドキッとする。初めて彼がこんな顔を見せたのは、クリスマス・マーケットに行った時だったか。僕と変わらないか、もっと幼いんじゃないかと思うほど無邪気に見える彼に、違和感を感じつつも、どうしようもなく惹かれていく。
「先生が帰すって言ってた」
「帰さないわけにはいかない」
「…僕もーーー」
「けど、帰したくない」
ニッと白い歯を見せる彼に、僕の胸は高ぶってしまう。
「帰りたくない…」
食いつくように、ルーズなおはようのキスを交わした僕らは、朝勃ちのペニスを互いの腹に擦り付けながら転げ回って、布団の中で体が温まるまでじゃれあっていた。
先生がカーテンを開けて、部屋が一気に明るくなった。そして、三面鏡のドレッサーを開いた彼は、その対面のベッドの端に座って僕を呼んだ。
彼の考えていることがわかった僕は、羞恥であそこがじわりと熱くなるのを感じた。一晩経ってもまだ、昨夜の重い微熱が燻っていたカラダは、先程のじゃれあいの間にすっかり目覚めていた。
「来ないと、お仕置きするよーーー」
「いやだよ…」
手を引かれながら、その脚の間に腰を下ろすと、裸の彼のペニスが僕の腰を突いた。
「脚を広げて、あそこに映して…」
後ろから僕を抱いた彼が、耳元で低く囁く。
膝を立て、M字に広げた脚をベッドに置く。
「…ほら、見て」
顔を上げると、ほんの目と鼻の先のドレッサーに、卑猥な格好の僕と、僕を背後から絡め取る蜘蛛のような先生が映っている。
「おちんちんはもう勃ってて、おまんこは…どう…?」
「せんせっ、はずかしい…」
「…先生じゃない」
振り返らなくても、鏡の中の彼と目を合わせて言葉を交わすことができる。
「…いやなこと、しないで……アレック…」
「これは、いや…?」
鏡の中の僕は顔を切なく赤らめ、首を横に振る。
「昨日みたいに、あそこを広げて…」
耳に流し込まれる低い囁きが、体の底からゾクゾクと昂奮を呼び起こす。
腿の下から腕を回してそこを広げると、僕を抱く体がくつくつと笑った。
「もう、あんなに濡れて、光ってる…」
「ッ…」
「触ってもいないのにクリが勃って、充血した肉が鮮やかなピンクになってる…」
いやらしくそこを睨(ね)める彼に、早く触れてほしいとカラダが疼く。
「いわないでっ、アレック…」
「そうだね、見ればわかるからね…」
僕の腹を撫で回していた手が、ゆっくりと胸へ辿り、乳首を避けた指が両胸を鷲掴んで、捏ねるように押し揉み始めた。
「あ…」
「おちんちんは、イジってもいいよ」
「いやーーー」
「どうしてーーー」
「きっと、すぐにいっちゃう…」
「きもちいいの、好きだろ?」
耳を食み、こめかみに口付けて、先生が笑う。
振り返ってキスを呼び、伸ばした舌を繋いで、貼り合わせた舌の腹を擦って、早くほしいとねだった。
「どうしてほしい?」
「…ちくび、さわって…」
返事の代わりに、柔らかく乳首が摘まれる。くすぐる指を少しずつ強めながら、僕の反応を伺う彼と視線が交錯する。
「あ…」
「…こりこりしてる」
乳首を挟んだ指が、力を込めて僕を捏ね始める。
「あっ…きもちいッ、あっ、びりびり、するっ」
既に熱を孕んでいたカラダは、膣がじくじくと蠢き始めている。
「これからは乳首でもオナニーして…」
まるでペニスにするように、引っ張り上げるようにして乳首をしごかれる。
「する、するっ…あ、アっ、いいっ、イイよっ…」
「乳首でいくおまんこ、ちゃんと見て」
嘲笑うように、強弱をつけて練られた乳首も熱くなる。ますます股間に滾るものが満ちて、反ってしまう腰に、彼のペニスが擦り付けられる。するすると滑るそれも、既に熱い先走りで濡れていた。
「あ、アっ、あア、あっ、アあっーーーーーーーーーッ」
捻(ねじ)り上げられた乳首の先をトントンと指に弾かれるたびに、プッシーの辺りはひくひくして、溢れ出した愛液が尻を伝ってシーツに染みを作った。
「ほら、ちゃんと見て…」
鏡に映る僕は、ぐったりと先生に背を預けて、汗ばんだ胸から腹で喘いでいる。
「すごく、きれいだ」
彼は僕の髪に何度も口づけて、僕を抱えた左手で紅潮した胸を慰撫している。下腹部に下りた右手が、ペニスとタマを焦らすように揉む。
「ちゃんと、広げてて」
すっかり勃ったペニスを突き出すと、その手は逃げるように股間へと滑り込む。そして、荒っぽく僕を剥き出した指が、人差し指と中指でクリをそっと挟んだ。
「アっ…!」
「昨日は指でかわいがってあげなかったからね…」
ゆっくり円を描くように揺らされるクリは、驚くほどあっさり気持ちよくなった。
「ここのオナニーも好きだろ?」
「うん…あーーー」
「見て、みるみるおっきくなって、一生懸命勃起してる…」
右の乳首の乳輪を揉まれる快感も加わって、彼の言う通り、彼の指の間から、薄ピンクの尖った肉が屹立していた。
「ア…ふっ…そこ…きもちッーーー」
「ここは敏感だからね…」
するりと伸びた中指が僕の膣口を擦り、溢れた愛液を掬(すく)い取ると、僕の目の先でそれを見せつけた。
「アっ…」
体液でてらてらと光る指は、とても卑猥に見えた。
「ほら、嗅いで…」
「……なま…ぐさいよ」
「舐めて」
「…あれっくの、いじわる…」
長い指を咥えると、僕のぬるぬるはしょっぱかった。していることのふしだらさに、たまらなく淫らな気持ちになった僕は、舌を絡めて全て舐め取った。
「やらしい顔…」
僕の顎を掴み、舌で犯すようなキスを貪った彼は、僕の匂いと味を確認すると満足げに笑った。
「…あれっく、はやく、さわってーーー」
「うん…」
昨夜ほど意地悪じゃない先生は、素直に膣口で濡らした指を、そっとクリへと滑らせた。
「ンぐッ…!?」
その途端、ビリビリとした衝撃が腰に走り、声を上げることもできなかった。ぬめぬめとクリが滑る快感に痺れる腰が勝手に揺れ、脚がガクガク震えてしまう。
「舐められるのと、どっちがイイ…?」
擦り、弾き、巧みに弄ぶ指の下で、僕のクリは滑り、ひしゃげて、捏ねられながら、一層熱く硬く勃ち上がっていく。
「う、ぐっ…っ、あっ…くっ」
「君のスケベなクリが好きだよ…」
もう一度、愛液で濡らした指が、クリと小陰唇をまとめて練り始める。
「んおッ、あ゛ッ、あっ、きもちいっ、あ、アアッ…」
「ほら見て…おまんこから本気汁が出てきた…」
鏡の中の僕は、体をよじり、背を反らして悶えながら、おまんこから白いぬるぬるを滴らせている。凶暴な快感に縛られたカラダの中は、その満ちていく熱が弾けるのを待つことしかできない。
「あれっ、くっ、も、も、いっ…」
「ここまで」
「ッッ!?」
ふいに指が離れて、遮断された快感の波が引いていくのを感じながら、僕は煮え切らない体で先生の胸に崩れ落ちた。
ベッドの真ん中で、僕らは、裸の四肢を絡ませて、緩やかな愛撫を交わし続けていた。
見つめ合い、何度も口付けを交わして、苦しくなった唇を離して乱れた息を聞いて、鼓動を聞いて、息を整えながら見つめ合い、髪を撫でて、頬を撫でて、重ねた体を擦り付けながらまたキスをして、繰り返し名前を呼んで、囁かれながら、互いの想いを知っていく。穏やかで優しく、濃厚で情熱的な時間に、心もカラダも蕩けていくようで、いつまでもこうしていたいと思いながら彼を強く抱き締めた。
「ウィル…」
僕から離れた先生は、僕の首や、肩や鎖骨や、腕に口付けを落とし、時々歯を立てた肌を吸い、静かに語りながら、爪先まで、体中を這う愛撫で埋めていった。
「君から、好きな男ができたって聞いた時、酷く、嫉妬した…」
「…あれっくは、げいなの?」
「わからない、そんなつもり、なかった…」
「…ぼくも、じぶんが、わからないーーー」
「僕は、君が、好きだ…」
「………っ」
「僕じゃない誰かが君を抱くなんて、想像したら…耐え難かった」
「…ぼく、ずっと、あれっくに…してほしかったーーー」
「だから、僕は………」
伸ばした舌が、ペニスの裏筋をなぞり上げた。
「アっ…」
「あぁ、ウィル…」
そのまま、舌の上を滑らせるようにして、ペニスが口に吸い込まれていく。
「…んン、あっ、れっ…くっ…あれ…くっ…」
彼の頭が上下して、その口の奥で強く吸われ、舌でしごくように絞り上げられていく。もう何度目かわからない“知っているはずが知らなかった”快感に飲まれて、無心で浮かせた腰を振った。
「…ウィル、もう我慢できない…」
おもむろに体を起こした先生は、肩で喘いで僕を見つめた。
苦しく歪んだ顔に手を伸ばして、彼を胸に抱いて、髪に口付ける。
彼の腰が角度を探り、熱(いき)り勃ったペニスが僕のそこを確かめていた。
柔らかな衝動を秘めた僕のプッシーは、とっくに蓄熱に爛れて、彼が来るのを待ち焦がれている。
「…あれっく」
彼の頭を抱き、背筋の凹凸を手のひらで感じながら、僕は、想い人を呼んだ。
「ウィル…」
膣口に亀頭の先をあてがった先生は、静かに息を飲んで、僕の目を覗きながら腰に体重をかけた。
「………ッッッ!?」
まるで裂かれたような、カラダが拓かれる鈍い痛みに息が止まり、無我夢中で彼にしがみついた。
ねじ込まれた亀頭が、小さく小さく前後して、少しずつ少しずつ僕を拡げながら、奥を目指して埋め込まれていた。
「ぐッ、うッ……い゛っ、た…ぐッ」
僕とした女の子は、こんなに苦しそうじゃなかった。どうして?
こらえ難い痛みと不安でパニックになって、突き放したくても、のしかかる体は鉛みたいに重くてびくともしない。
「いっ、やっ……んッ…むっ…り…あれっ…くッ…!」
「ッ………ウィル……っ」
僕の頭を抱いて、頬を撫でて、食いしばる唇にキスを落としながら、彼は静かに静かに腰を振り、ペニスを押し進めていく。カリ首の張り出たペニスは、僕の奥に潜るたびに引っかかり、僕の中を蹂躙するように食い込んでいる。
「…い゛っ、た…うっ、ぐう…っ、うっ…」
「ウィル…ウィル…もう、少し…」
僕の額に口づけて、鼻を唇でなぞり、頬に頬を擦(なす)って、僕の涙を啜りながら、彼は苦しく囁き続ける。そしてついに、僕の真奥まで沈みきった先生は、そこで腰を止めた。
「あれ…く、あれっくっ、いたいーーー」
「大丈夫、落ち着いて…」
深いところまで繋がった僕らは、ぴったりと体を重ねて、唇が触れそうで触れない距離で見つめ合っている。
僕のそこは、ぎちぎちと窮屈な苦しみと、燃えるような痛みが焼き付いて、これ以上何かしたら壊れてしまうんじゃないかと怖かった。
「…あそこっ…いたくて、くるしっーーー」
「ウィル、僕を見て…」
ぼろぼろとこぼれてしまう涙を、先生は口づけで拭い続けている。
「…ぼくっ…おっ…おかしいの…?」
「何も、おかしくない…」
低く喘ぐ彼は、どういうわけか笑っている。
おいで、と歪んだ唇に誘われて、僕は、彼の口元に噛み付いた。
そして、どれだけ唇を重ねて、結んだ舌になだめられていたんだろうか。
嗚咽を塞がれる苦しさと痛みに意識が朦朧とし始めて、飲みそこねた唾液が唇の端からこぼれた時だった。
「ウィル…」
唇を離した先生が、優しく微笑んで、僕の髪を撫でた。
「……っ?」
彼がおもむろに腰を上げ、苦しいペニスが静かに引かれた瞬間、忌々しい痛みがむず痒いような熱に塗り替わった。
「ンっ…あッ…!??」
そのまま、緩やかに前後し始めたペニスの感触に、甘い声をこらえきれなかった。
挿れていた時よりほんの少しだけ大きく、僅かに早いスライドで擦れ合うカラダは、どんなに些細な動きや引っかかりも瞬く間に痺れる熱になっていく。
「あ、なに…アっ……!?」
僕の中を前後していた亀頭が、トンと膣口に引っかかるようになると、彼の口の端が上がった。
「あ、あれっ、アっ、なかっ…アっ、ア、そっ、あァ…」
「…ああ、ウィルっ」
先生が体を起こし、その背にしがみついていた腕が外れた。
離れた肩に手を伸ばしかけた時、彼の腰がゆらりと揺れ、僕の中のペニスがするりと奥に潜り込んだ。
「ンあッーーー!?」
悲鳴じみた声が漏れて、慌てて口を塞いだ。
ぱつぱつと乾いた音を立てながら、僕らの腰がぶつかるたびに得も言われぬ快感が増幅していく。
「ああ、ウィル、熱いっ…!」
膝の裏を押し上げられて、少し上向いた僕に、彼はするすると腰を落とし続ける。
宙に浮いた僕の膣に、先生のペニスが沈み込み、抜き出されているのがよく見えた。待ちわびていたその眺めが、にわかに信じられない。けれど、確かに僕らは、繋がっていた。
「ウィルっ、こんなに、絡みついて…」
彼の指が結合部を弄(まさぐ)り、上下する彼の竿に絡みつく僕の小陰唇を摘んで擦り、クリを捏ねた。途端に、そこに滲み出た痛いほどの快感に、跳ね上がったペニスがびたびたと腹を打った。
「んっ…おおおッ!!!」
少しずつ腰が落とされる距離が離れ、少しずつ強く、深く掘り下げられていく。何かのカウントダウンのように、僕を緩やかに導いていくペニスは、僕のカラダの深いところに吸い付くように噛み合い始めていた。
「は、や、せんせ…っ、ん、いいっ…、アっ」
ついに、交わるそこからあふれ出した愛液が、腰がぶつかる勢いで僕の胸まで飛び散り始める。
「ああ、アあ、せんせっ、ああ、そこ、ああ、いや…ああ、そこっ…」
「‥ああウィルっ、きもちいっ…」
腰が離れるたびに、白くねっとりとした体液がこぼれ出し、先生の竿をべっとりと汚していく。彼とより深く繋がっていくカラダは、彼のペニスを飲み込んでは、くちゅくちゅと悦んで泣いていた。
「ンん、せんせえっ、ああ、あついよ、へんっ、せんせっ…」
「…熱いっ…」
体の奥で、僕らの凹凸がじゅぶじゅぶと吸い付く音が響いている。
たった今、初めて知っていく本当の膣の快楽が、ぞくぞくと全身を浸していく。
「せんせ、せんせ、だめ、せんせ、あついの、でちゃう…ッ」
「‥ああウィルっ、すごい…ああっ!」
先生が僕の腰を掴み、落とす腰をグラインドさせながら、僕の中を強く掻き拡げはじめる。
「ンッ…ああ゛っ!?」
ごりごりと、いやらしく拓かれていく僕は、また、未知の甘い快感にのけぞってしまう。
「ウィル、ウィルっ…」
ずぶずぶと、めちゃくちゃに。深く、浅く、早く、緩く、下品に貫かれて、腰の奥底でうねる快感に飲み込まれていく。
「もうっ…」
「ああっ」
指を絡めて握られた手を、シーツに強く押さえ込まれる。
淫らなストロークがまっすぐ僕を抉り始め、正確なピストンが僕のそこを狙い撃っていた。
「はぁ、せんせ、いや、ああ、ア、んぅ、もれちゃう、いや、あついっ…!」
僕の全てを曝け出し、組み敷かれて抗えず、一方的に与えられる快感に囚われて、心も体も彼に滑り堕ちていく。
そんな錯覚に慄いても、昂奮に溺れた僕は、やみくもに腰を振り、僕に落ちるペニスを呼び込んで、彼を迎えに行く。
「せんせ、せんせっ、もお、もおっ…せんせっ、せんせっ…!」
握り合い、合わせた手のひらが汗で濡れていた。
「ああっ、うぃるっ…」
極まった快楽がぷつりと決壊して、全身が硬直し、息が止まる。
ぷしゃっと吹き出した潮が、彼の下腹部を濡らしていく。限界を越え、激しい収縮を繰り返すカラダが、ぐちゃぐちゃと交わる彼を絞り上げる。
「…お、お、お、お、おっ」
「ウィルっ…」
獣みたいに唸った先生が、汗に塗(まみ)れた体をなすりながら僕を抱く。
彼の腹に潰されたペニスから迸った精液が、ぬるぬると僕らの体を繋いでいる。
締まる肉をこじ開けながら、僕を擦り上げる彼の硬さが増し、膨らんでいく。
「……ウィル…愛してるよ」
囁く彼は、笑っていた。
「…………っーーー」
激しく脈打つ絶頂に貫かれた僕は、蕩け落ちるような恍惚に飲み込まれて、何もわからなくなった。
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